ドローンで弁当と新聞配達を実演 北海道、初のレベル3.5
北海道上士幌町で11日、過疎地上空でドローンを操縦者の目視外に飛ばせる新設の「レベル3.5」の飛行制度を国内で初めて活用し、弁当と新聞を配達するデモ飛行が公開された。ドローンを使った配送を行うネクストデリバリー(山梨県小菅村)が実演。住人が少ない地域での飛行要件が緩和され、過疎地で物流効率の大幅な向上が期待できるという。 「3.5」は8日に国土交通省が初めて承認。人が多い地域での目視外飛行を厳しい条件付きで認めるレベル4よりも実用性が高く、レベル3で求められる地上補助者や案内板の設置も、有資格者が遠隔で監視するなどの条件を満たせば不要になる。