ナビの到着予想時間だけで走ってない? 東京ー名古屋間をクルマで移動するなら3つのルートで楽しむべし!!
せっかくなら「時間」「お金」だけじゃないドライブを!
東京からクルマで名古屋に行くぞ~! という場合、現在は3つのルートが選べるのをご存じですか? 【写真】あれってどう見るの? 高速道路にある鯉のぼりみたいな物体の使い道とは 東京ICから東名高速道路に入り、そのまま名古屋ICまで行くルートがひとつめ。 東京ICから東名高速道路で御殿場ICまで走り、新東名高速道路に乗り換えて、最後にまた豊田JCTで東名高速道路に戻って名古屋ICまで行くのがルートふたつめ。 そして、首都高4号線の永福ICから中央高速道路に入り、最後に小牧JCTで東名高速道路に戻って名古屋ICまで行くルートが3つめです。 もちろん、その時の渋滞などの状況によって、最適なルートを選ぶことが大切ですが、時間に余裕があったり、ドライブの過程そのものを楽しみたい時には、立ち寄りたいSAや見たい景色などで選んでもいいですよね。そこで、3つのルートはそれぞれどんな特徴があるのか、ご紹介したいと思います。 まずルート1は、昔ながらのルートで山あり海あり、ワインディングありと、多彩な景色や走りが楽しめるルートとなっています。距離は325kmほど、料金はETC割引なしでも7320円。日曜日の昼間で渋滞がなければ所要時間は3時間40分ほどとなっています。 東京ICから乗って、秦野中井ICあたりからのワインディングでは、高速コーナリングが楽しめます。足柄SAにはドッグランがあるので、わんちゃん連れのドライブでは休憩を取りたいですね。 その後、沼津ICを過ぎるあたりからは、左手に海、右手に富士山という絶景が。海は清水ICあたりまでずっと目を楽しませてくれます。そこからは山あいの景色に入りますが、カップルでのドライブなら浜松SAにはぜひ立ち寄って。なんとここは、「恋人の聖地」に認定されていて、愛の鐘を鳴らすことができるんです。浜名湖を眺めながらお食事ができる「浜名亭」は鰻重も美味しいので、グルメさんにもおすすめです。
新東名は速いけど景色は単調! 中央ルートは山と湖が美しい!!
続いてルート2は、距離的にも最短で効率がよく、直線で走りやすいのでビギナーさんにもおすすめ。また速度制限が120km/hの区間が長いので、速く走りたい人にもピッタリで、比較的渋滞しにくいルートといえるでしょう。東名高速道路のみで行くよりもアップダウンが少ないので、燃費に優しいルートでもあります。距離は315kmほど、料金は割引なしで7320円。東名高速道路でずっと行った場合と同額となりましたが、日曜日の昼間で渋滞がなければ3時間10分ほどと、所要時間は30分ほど短縮できます。絶景が楽しめるところはあまりないのですが、長泉沼津ICから先の新東名では新しいサービスエリアが多いので、お買い物や食事、休憩を楽しむための設備が充実しています。 たとえば静岡SAではコインシャワーやランドリー、ドッグランがあったり、静岡の名産品を揃えたマルシェ、ご当地グルメの静岡おでんが堪能できるお店もあります。ご当地グルメやお土産がお目当てなら、岡崎SAもおすすめ。とくに、八丁味噌を使ったグルメやお土産は一見の価値ありです。 最後にルート3は、ずっと山あいの景色を見ながら、ワイディングが多いルートとなっています。運転を楽しみたい人はいいですが、燃費にも有利とは言えず、途中、標高が高く気圧が変わるところがあるので慣れていない人は耳が聞こえにくくなったり、酔いやすくなったりするので要注意です。距離は370kmと最長で、料金は割引なしで1万970円。所要時間は日曜日の昼間で渋滞なしで4時間15分ほどとなっています。 しかしこちらは、山好きな人、湖好きな人にはたまらない景色が楽しめるルート。勝沼IC付近のぶどう畑や、甲府南ICから甲府昭和ICあたりの桃の木が並ぶ景色、諏訪南付近ではアルプスの山々も拝むことができます。諏訪湖SAでは悠々とした諏訪湖を眺めることができ、温泉もあるのでゆったり気分に。また、岐阜に入って恵那峡SAでは展望台があり、遠くの御嶽山まで望むことができて、山をたっぷり堪能できます。もちろん、信州名物の蕎麦、ソースカツ丼など、グルメ好きさんにもおすすめのルートです。また現在、リニア中央新幹線の線路が中央自動車道の上を通過する工事を行なっており、境川PA付近でその様子を見ることができるかもしれませんね。 ということで、時間や料金だけでなく、いろんな目的でルートを選ぶことができる東京ー名古屋のドライブ。せっかくなら、走る過程も思い出に残るものにしたいですね。
まるも亜希子