好評!どら焼き50個とみたらし団子75本が完売 埼玉・ときがわの特産品を使用、存分にうまみ味わえる商品に 東京の市場で大反響…品不足になった“ときがわの特産品”とは
ときがわ山椒の新商品誕生―。埼玉県ときがわ町のときがわ山椒栽培協議会(岩田泰司会長)と町内3事業者が、坂戸市の女子栄養大学食文化栄養学科平口ゼミ(指導教員・平口嘉典准教授)と連携して、特産のときがわ山椒を使った新商品を開発した。どら焼きや団子、パフェなどスイーツのほか、ローストビーフサンドなど5品を考案。ときがわ山椒のうまみを存分に味わえる商品となった。 東京・大田市場に本格出荷し、品不足になるほど大反響があった青実山椒【写真2枚】
同協議会は昨年、平口ゼミに「ときがわ山椒」普及のためレシピの考案と、PR活動を依頼。学生が山椒のレシピを考案し、川越市内のハンバーガーフェスで「うなたま山椒マヨバーガー」など2品を限定販売した。 今年はゼミ生10人(4年生)が3班に分かれ、町内の「角屋菓子店」「とうふ工房わたなべ」「手作りハムとパンの店こぶたのしっぽ」と連携し、商品化を進めた。7月に3事業者と打ち合わせを行い、8月にアイデアとレシピを提案。その後、試食検討会を数回行い、10月下旬に商品5品を完成させた。 角屋菓子店は「ふわっと香る山椒どら焼き」「ピりっとときがわ団子」の2品。どら焼きは山椒を練り込んだ白あんが特長。団子の生地にも山椒を練り込み、たっぷりとみたらしをかけた。4日から店頭に並んでいる。 こぶたのしっぽの「山椒とローストビーフのたるたるサンド」は山椒しょうゆと自家製ローストビーフの相性が抜群。山椒が苦手な方でもタルタルソースがあるため風味を消さずに味わえる。10月30日から数量限定で販売している。
とうふ工房わたなべは「ときがわ山椒パフェ」と「山椒タルタルドーナツ」の2品。豆乳ソフトに青実山椒とオリーブオイルで作った特製の山椒ソースをかけた商品だ。今月3日にせせらぎホールで開催された「木のくにときがわまつり」で新商品5品を発表した平口ゼミの学生は「私たちが開発した商品をきっかけに、多くの人に『ときがわ山椒』の魅力を知っていただければうれしいです」と述べた。 会場ではどら焼き50個と団子75本が販売され、完売の大盛況。岩田会長は「おかげで(平口ゼミ生が提案の新商品は)好評でした。これからも、ときがわの山椒を使った料理や食品を広めていきたい」と話した。 同協議会の会員は約50人。昨年から青実山椒を東京都の大田市場に本格出荷し、品不足になるほど大反響があった。また山椒せんべい、山椒入り飴などの加工品も農産物販売所などで販売。現在の栽培本数は1350本で、将来的に2千本を目指している。
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