多くの銀行が「15時」に閉まるのはなぜ?閉店時間以降の銀行員はどんな業務をしているの?
ATMは15時以降も利用できる
銀行は15時に閉まる場所が多くありますが、ATMは15時以降も利用できます。例えば、コンビニに設置されているATMなら24時間営業です。 また、各銀行のATMも24時間営業や21時までなど、遅い時間まで開いているため、遅い時間にお金の振り込みや引き出しをしたい方はATMを利用しましょう。なお、ATMは利用時間や銀行によっては利用手数料が発生します。振込手数料の例は以下の通りです。 ・A銀行:3万円未満の振り込み165円/3万円以上の振り込み330円 ・B銀行(平日):0時~8時:220円/8時~8時45分:110円/8時45分~18時:0円/18時~23時:110円/23時~24時:220円 さらに、平日か休日かでも料金が変わる場合があるので、利用する際は確認しておきましょう。
15時以降の銀行員の業務
銀行は、15時で店舗を閉店したあとは事務作業に移ります。厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「job tag」によると、営業時間が終了したあとの銀行員の業務は、紙幣や硬貨、小切手の帳尻合わせおよび1日の取引高の計算などです。 同サイトによると、銀行窓口の営業時間は9時から15時ですが、銀行員の就業時間は8時45分から17時のケースが多いとされています。利用者側からは短い就業時間にも見えますが、実際はほかの会社員と同様の勤務時間だといえるでしょう。
銀行が15時に閉店するのは法律で決められているため
多くの銀行が15時で閉店するのは、銀行法施行規則により営業時間が定められているためです。 ただし、全ての店舗で必ず15時閉店にしなければならないわけではなく、事情がある場合は15時以降の営業も可能です。普段銀行になかなか行けない方は、こうした15時以降も営業している店舗を探してみましょう。 15時に閉店したあとも銀行員の方は1日の取引高の計算など、さまざまな仕事をしています。外からは分かりませんが、実際に働いているのは17時までのケースが多いので、ほかの会社員とほぼ同様の就業時間だといえるでしょう。 出典 e-Govポータル 法令検索 銀行法施行規則(昭和五十七年大蔵省令第十号) 第二章 業務 第十六条(営業時間) 厚生労働省 職業情報提供サイト(日本版O-NET) job tag 銀行等窓口事務 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部