多くの銀行が「15時」に閉まるのはなぜ?閉店時間以降の銀行員はどんな業務をしているの?
平日に銀行を利用しようと思っても、仕事終わりだと銀行が閉まっていて使えなかった経験のある方もいるでしょう。多くの銀行は15時を閉店時間としているため、平日に仕事がある方は開いているときになかなか訪れられません。 15時閉店だと退勤が早いと考える方もいるかもしれませんが、銀行員は閉店後も仕事があるため、実際の勤務時間はさらに長くなります。 今回は、銀行が15時に閉店する理由や、15時以降に銀行員が行う業務などについてご紹介します。 ▼タンス預金していた現金を銀行に預ける場合、「税金」の支払いは発生するの?
銀行が15時に閉まる理由
銀行の多くが15時までに閉店をするのは、法律で定められているためです。銀行法施行規則第16条によると「銀行の営業時間は、午前九時から午後三時までとする」と明記されています。 ただし、必ずしもこの営業時間でなくてはいけないわけではなく、銀行法施行規則では、営業の都合による営業時間の延長も可能としています。また、以下の条件のいずれにも該当するときも営業時間の変更が可能です。 ・当該営業所の所在地や設置場所の諸事情により規定されたものとは異なる営業時間にする必要がある ・当該営業所の利用者の利便を著しく損なわない もしこの条件の下で営業時間を変更する場合は、変更後の営業時間や期間限定の場合は実施期間、また当該営業所から最も近い別の営業所の名前や住所、連絡先を、当該営業所の店頭に掲示するとともに、当該銀行のウェブサイトに掲載するなどして誰でも確認できるようにする必要があります。 法律にも記載されているように、理由があれば15時以降の営業も可能です。そのため、銀行のなかにはいくつかの店舗で15時以降も営業しているケースがあります。 普段は仕事でなかなか銀行に行けない方は、こうした店舗を探してみましょう。15時以降も営業している店舗は、各金融機関のホームページから確認できます。ただし、取り扱い業務に限りがある場合があるため、注意しましょう。 さらに、相談内容によってはオンライン面談を採用している銀行もあるため、家の近くに銀行がない方は利用も検討しておきましょう。