韓国世論調査会社のリアルメーターが18日発表した世論調査によると、2024年３月第２週の尹錫悦（ユン・ソンニョル）政権の支持率は38.6％と、２月第３週以来の30％台に下落した。 　前週の調査に比べて「支持」と回答した人は1.6ポイント下落した一方、「不支持」は2.3ポイント上昇の58.4％だった。 　リアルメーターは支持率下落について、海兵隊兵士が殉職した事件の捜査に関連して軍の不適切な対応を隠蔽（いんぺい）した疑いが持たれていた李鐘燮（イ・ジョンソプ）前国防相を海外に赴任させたことや、果物・野菜の物価上昇が国民の暮らしに影響を与えていることなどが影響したと分析した。 　支持率を地域別に見ると、ソウル市は2.1ポイント上昇した一方、大邱市・慶尚北道（6.9ポイント下落）や釜山市・蔚山市・慶尚南道（3.3ポイント下落）、仁川市・京畿道（1.9ポイント下落）などは下がった。 　■「国民の力」も支持率下落 　政党の支持率は、与党「国民の力」は4.0ポイント下がり37.9％、最大野党「共に民主党」は2.3ポイント上昇の40.8％だった。 　また、４月の国会議員総選挙での比例代表の政党支持率としては、「国民の未来」が31.1％で最も高かったほか、曺国（チョ・グク）元法相が率いる「祖国革新党」は26.8％、共に民主党連合は18.0％などだった。