世界中で愛される、ジャパンディ(Japandi)を徹底解説
なぜ選ばれるのか?
ペターセンは、明るい清潔感のある北欧の「ヒュッゲ」を基調としたキャンバスに「ジャパンディ」スタイルが深みを加えることに魅了されている。 ヒュッゲとは、極上の居心地良さから生まれる満足感のこと。日本の美学の解放的な性質のおかげで、閉塞感を感じることなく温かさを楽しむことができるのだ。一番重要なのはバランス。 「暗い色調、自分にとって意味のあるアート作品、そして偶然見つけたものなどを取り入れることで、奥深いインテリアを作り出すことができます」と、ペターセンは言う。
穏やかな雰囲気の空間は、忙しい一日を終えた後でも心を落ち着かせることができる。そんな静かな空間でゲストを迎えると、おもてなしもリラックスした気分で行える。パーティが終わったら、食器洗い機を開けて、あとはリラックスした夜を楽しむだけ! さらに妥協することなく、お気に入りのものに浸ることができるのもこのスタイルの良さだ。 「ジャパンディは、北欧の居心地の良い素朴さと、日本の美としての不完全さを称える精神を融合させています。すっきりとして清潔感がありますが、病院のような冷たい感じではありません」と、スポルディングは語る。
自宅に取り入れる方法は?
「ジャパンディ」スタイルは、バスルームからキッチンまで、家のどこにでも取り入れることができるけれど、特に友達や家族が集まる場所でその真価を発揮する。 写真のメインバスルームでは、ヴェルトは温かみのある色調とクールな色調を慎重に組み合わせて、バランスと静けさのある空間を作り出した。 「デザインチームは、既存のアーチを細心の注意を払って仕上げ直し、薄い木の板のような見た目の磁器タイルを取り入れることで、スタイルのミニマルでナチュラルな美しさを表現しました」と、彼女は説明している。
この雰囲気を実現したい場合は、まずカーテンを開けて光を取り入れて。有機的で質感のある仕上がりを求めるなら、壁に石灰塗料を使ってみよう。スタイリッシュで人目を引くために、木や粘土で作られた高品質なヴィンテージ家具を取り入れるのもおすすめ。このトレンドは、季節を問わず、自宅をリフレッシュして心の平穏を取り戻すことができる。 スポルディングは、「ジャパンディスタイルは、そのルーツを示してくれるのが好きです。私たちに馴染みのない作品でも深く掘り下げて探求し、自分だけのものにする機会を与えてくれるのです」と、語る。
original text : Medgina Saint-Elien ※この記事は、海外のサイト『Good Housekeeping』で掲載されたものの翻訳版です。