【速報】2025年新型YZF-R3がウイングレット付きの新デザインに刷新! 新型YZF-R25と共に国内導入も確実か
エンジンとシャシーは先代ベースだが、各部の改良で扱いやすさを向上
エンジンは基本先代のものがベースとなっており、4ストローク水冷DOHC2気筒の321cc。最大出力は42PS/10750rpm、最大トルク29.5N・m/9000rpmで、スペック的にも大きな変化はない。フレームは改良が加えられた軽量でバランスの良いスチール製ダイヤモンドフレームを採用。フロントフォークに37mm径の倒立タイプを組み合わせることで、コーナリングやブレーキング時にフロントエンドから優れたフィードバックが得られる。 新型R3のパフォーマンスに関して特筆すべきはとしては、アシスト&スリッパークラッチが搭載されたことである。これによりギアシフトがスムーズになり、ダウンシフトもシームレス化。さらにオプションのクイックシフトシステム (QSS) を組み込むことで、より高速でスムーズなアップシフトを実現することができる。また、標準のクラッチシステムよりも少なくとも17%レバー操作が軽くなり、クラッチレバーをハンドルバーに5mm近づけたことで、手の小さいライダーでも走行中の操作が楽になることで疲労を最小限に抑えることができる。 メーターは新デザインのフル液晶ディスプレイタイプで、「MyRide」アプリ によるスマートフォン接続が可能となっている。これによってユーザーはバイクに関する豊富なデータを得られるほか、メーター内に通話やテキスト、電子メールの通知などが表示されるようになる。 アプリにはバイクを最後に駐車した位置や燃料消費量、エンジン回転数とスロットル開度、加速率、エコフレンドリー・ライディング・インジケーターなどが表示される。さらに、他のMyRide ユーザーと比較してライドをランク付けしたり、ライダーが新しい旅に出発するたびにマップルートや平均速度、天気と気温、高度などを含むパーソナルライディングログを作成することができる。また、スマートフォンの充電に欠かせないUSB-Aタイプポートも標準装着されており、実用面においても高いレベルに仕上げられている。 国内向けとしては当然250ccのYZF-R25も用意されることになるが、排気量以外はほぼこのままの仕様でリリースされる可能性が高い。R3同様の各部のアップグレードによって、新たなフェーズに入るであろうYZF-R25にも期待したい。
YZF-R3主要諸元(2025・ヨーロッパ仕様)
・全長×全幅×全高:2090×735×1140mm ・ホイールベース:1380mm ・シート高:780mm ・車両重量:179kg ・エジンン:水冷4ストロークDOHC4バルブ2気筒321cc ・最高出力:30.9kW(42PS)/10750rpm ・最大トルク:29.5N・m(3.0kgm)/9000rpm ・燃料タンク容量:14L ・変速機:6段リターン ・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク ・タイヤ:F=110/70-17、R=140/70-17
後藤秀之
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