世界一のボディビルダーに聞いた“最短で肉体改造”するための3カ条。痩せたきゃ「食え!」
Tシャツの袖から覗く太い二の腕、分厚く盛り上がった胸、スッキリと引き締まったお腹……そんな理想のカラダづくりに今夏も間に合わなかった、という人も多いだろう。
「筋肉は1日にしてならず」とは分かっているけれど、夏が終わってしまう前になんとかカッコいいカラダになりたい! 今回はそんなわがまま過ぎる願いを、日本体育大学教授でボディビルダーでもあるバズーカ岡田さんにぶつけて、最短ボディメイクのコツを教えていただいた。
バズーカ岡田流 カラダ作りの3カ条は「食べろ!」「寝ろ!」「動け」
――最短でかっこいいカラダを目指すコツがあれば教えてください! まず前提として「かっこいい」の定義は人によって違うと思いますが、今回は「体脂肪が少なめで筋肉があるカラダ」をかっこいいカラダと定義してお話しましょう。 言うまでもなく、筋肉は短期間で急激に増やすことが難しいのですが、体脂肪は着実に落ちるもの。「最短」を狙うのであれば、体脂肪が落ちて引き締まった体を目指すのが良いと思います。ある程度の筋肉量がある方なら、筋肉を覆い隠してしまっている脂肪を減らすだけでも見栄えはかなりよくなるはずですよ! ただし、普段の生活にアスリート並の筋トレや食事制限を取り入れるのは現実的に難しい。そこで日常生活でも実行できる方法を提案するならば、バズーカ岡田流の3カ条はズバリ「食べろ!」「寝ろ!」「動け!」です。 ――体脂肪を落とすのにまず「食べろ!」なんですね!? 脂肪を燃焼させるためには筋肉を動かさないといけないので、しっかりと動かすための栄養素が必須です。食べないことで体重を減らすこともできますが、体脂肪だけではなく筋肉も減ってしまいます。 見た目もカッコ悪くなってしまいますし、筋肉量が落ちることで脂肪燃焼効率も落ちリバウンドしやすいカラダになってしまいます。体脂肪を減らす上で「食べる」ことはボディメイクの基本中の基本なんです。
――では一体何を食べればいいのでしょうか? 体脂肪を減らす食生活の基本はまず「脂質オフ」です。 脂質オフといっても、脂質は必須の栄養素なのでゼロにしてはいけませんが、過多になりがちです。まず脂質過多な食生活を見直すことが第一歩。少しずつ減らし、適正量にすることが大切です。