尾上右近&松田元太、渡辺謙からの絶賛に「今年1番最高の日」「宝物になるお言葉」『ライオン・キング:ムファサ』
超実写版『ライオン・キング』のはじまりを描く、ディズニー史上、最も温かく切ない“兄弟の絆”の物語『ライオン・キング:ムファサ』。この度、本作の超実写プレミアム吹替版を声で彩った豪華声優陣が集うミュージカルプレミアが開催、珠玉のミュージカルナンバーを生歌唱した。 【画像】超実写プレミアム吹替版声優によるミュージカルプレミア 米国ではすでにメディアによる映画評も公開されており、「視覚効果が驚異的」「私たちが愛した『ライオン・キング』のキャラクターに新たな魅力を加えている」「完璧な前日譚」「リン=マニュエル・ミランダの楽曲が本当に素晴らしい」など絶賛の声があふれている本作。 一夜限りのプレミアムなパフォーマンスが繰り広げられたこの日、本作の荘厳なビジュアルで彩られたスペシャルステージにまず登場したのは、主人公ムファサの父・マセゴ役の吉原光夫と、ムファサの母・アフィア役の和音美桜。幼い頃のムファサと、両親マセゴとアフィアは、あらゆる生き物たちが豊かに暮らし、巨大な命の環を築きあげている動物たちのオアシス「ミレーレ」に思いを馳せていた。 ムファサら憧れの地である「ミレーレ」について歌う劇中歌「遥かなミレーレ」を、実生活でも夫婦である吉原と和音が美しくデュエット。共にミュージカル界で活躍する実力派であるだけに、圧巻の歌声で、会場を一瞬で映画の世界へと惹き込んだ。 続いて登場したのは、主人公ムファサ役の尾上右近と、後にムファサの妻となるサラビ役のMARIA-E。冷酷な敵ライオン・キロスから仲間たちを守るため、「ミレーレ」を目指し過酷な冒険の旅に出たムファサとタカ。そんな旅の途中でふたりと出会い仲間となったサラビ。旅の途中、雪山でムファサとサラビは、お互いに想いを寄せるように。 惹かれ合うふたりの想いを歌った劇中歌「聞かせて」は、アニメーション版『ライオン・キング』で誕生し、アカデミー賞歌曲賞やゴールデングローブ賞主題歌賞を受賞した「愛を感じて」を思わせる麗しいラブソング。右近とMARIA-Eは時折見つめ合いながら、美しく伸びやかなハーモニーを会場中に響かせ、観客たちを魅了した。 そして最後は、物語の中心となるふたり、ムファサ役の右近と、後にムファサの命を奪うスカーに変貌するタカ役の松田元太が登場。両親と離れ、孤児となったムファサは、後にスカーと呼ばれる王の血を引く子ライオンのタカに命を救われ、血のつながりをこえた兄弟の絆で結ばれていく。 出会えた喜びを歌った劇中歌「ブラザー/君みたいな兄弟」。今回も息ぴったりの右近と松田は、まるで若き日のムファサとタカのように仲良くステージ上を駆け巡り、ノリノリで会場を盛り上げた。 その後、主人公ムファサ役の右近のみステージに残り、トークパートがスタート。超実写プレミアム版声優陣による圧巻のパフォーマンスに、映画では賢いキリン役の声を務め、本イベントでMCを担当していたLiLiCoが絶賛を贈ると、右近は「僕自身、歌っていて自分が元気になるので、それを聴いた皆さんもきっと元気になっていただけると思います! 僕もこの歌に巡り合えて僕も嬉しいです」と喜んだ。 続いて、再びステージに登場したタカ役の松田は冷酷な敵ライオン・キロス役を演じた渡辺謙とともに登場。後に“ヴィラン”スカーになるタカが、本作の“ヴィラン”キロスに早速取り込まれているという演出で、会場を沸かせた。 本イベントが初めて3人が揃う場となったが、右近と松田の演技をスクリーンで観た渡辺は、「本当にびっくりしました! 絶対に“超実写プレミアム吹替版”で観るべき作品。(ムファサとタカが)涙を誘うくらい気持ちよく仲良しで…ふたりとも素晴らしい!」と大絶賛。これには右近も「本当に嬉しいです! 控室でも“これ本当にすごいよ”といただいて、泣きそうになりました。今年1番最高の日です!」と話すと、松田も「宝物になるお言葉。この作品に出会えて本当に本当に良かったです!」と笑顔を見せ、互いの演技を称え合った。 ■超実写プレミアム吹替版声優陣が思いを語る 本作の心揺さぶる名曲の数々を手掛けたのは、ブロードウェイ・ミュージカル「ハミルトン」で数々の賞を受賞、『モアナと伝説の海』や『リトル・マーメイド』など近年のディズニー作品でも高い評価を受けた音楽家リン=マニュエル・ミランダ。 右近は松田と共に歌った「ブラザー/兄弟の絆」について、「ムファサとタカの“兄弟の絆”、楽しさ、愉快さ、ハツラツとしたエネルギーが詰まっているからこそ、『ライオン・キング』のふたりの関係を知ってる方にとってとても切なく聞こえてくる曲です。いろんな感情が沸いてくると思います」とコメント。 松田もこれに同調し、「ムファサとタカの“兄弟の絆”が1番感じられる、僕自身大好きな楽曲。ムファサのパートは、タカを支えるムファサを表すように、ケンケン(ムファサ役の尾上右近)の声もどっしりとカッコ良い。逆にタカはタカらしく、ずっと明るくて、“好きなものは好き”という感じで可愛らしい。ふたりの世界観がキュッと詰まっている上に、この曲がどれだけ大事かがストーリーの中でだんだんわかってくるので、是非皆さんにも愛してほしいです」と明かした。 そんなリン=マニュエル・ミランダから、超実写プレミアム吹替版声優陣へサプライズメッセージが到着。かつて渡辺の舞台を訪れ、楽屋で挨拶するなど親交があったという渡辺は、声の収録録前、リン=マニュエル・ミランダから直接メールを受け取ったというエピソードを披露。渡辺は「本当に全楽曲難しい」と彼の手掛ける楽曲のハードル高さを語り、「皆よくやった!」と共演した超実写プレミアム版声優たちを称賛した。 そして渡辺は、本作のドラマパートについても、「エンターテイメントとしての楽しさはもちろんですが、(自身が演じる)キロスも、ムファサも、タカも、サラビも、ラフィキも、皆どこか群れから離れていった孤独を抱えていて、彼らが肩を寄せ合っていくところも見どころです」と本作に登場するキャラクターたちの魅力を熱弁。「いま世界は分断されていて、“サークル・オブ・ライフ”が遠い存在になってしまっていますが、そんな中で、ムファサのスピーチを聞くと本当に心に響くと思います」と、いまこそ観るべき作品だとも語る。 また、松田は「タカにとっては、ムファサは本当に大きい存在。ムファサの発言や行動、表情のひとつひとつでタカは動かされていきます。(本作に登場するキャラクターたちは)それぞれ繊細な部分がありますが、タカはその中でもよりその繊細さが強く、環境ですごく変わるライオンなんです。そんなタカを僕は今、世界で誰よりも愛していますし」と“タカ愛”をアピール。 最後に右近が「ムファサは、周囲から使命が与えられる運命にあり、その使命を全うし続けることで、王になっていく。その姿にぜひ注目してほしいです。この作品は兄弟の絆の大切さ、そして、周囲に影響を与え、寄り添い続けることの大切さを改めて感じていただけると思います」と頼もしいコメントでイベントを締めくくった。 『ライオン・キング:ムファサ』は12月20日(金)より全国にて公開。 ※12月19日(木)午後より、IMAXなどプレミアムラージフォーマットで先行上映
シネマカフェ シネマカフェ編集部