富士山麓のダイナミックな食材を味わう“奥・山梨”のガストロノミー〈Restaurant SAI 燊〉。
店舗デザインは建築家、坂野由美子(S PLUS ONE ARCHITECTURE)が担当。料理と通じる「木・火・土・金・水」をコンセプトに、地域の素材や作家とともに作り上げられた。
またレストランと並行して、食にまつわる体験プログラムを準備中という。自ら狩猟や発酵などに挑戦して学んだことをアクティビティやツアーとして提案していく。
実はこのレストラン、総合エンターテインメント企業〈アミューズ〉が運営している。2021年に、この地に本社を移転。アーティストマネジメントや映像制作などを手掛けているが、土地の魅力に触れ、地域や自然環境をプロデュースする事業を展開するという。 水や森を豊かに称える自然の中でチルするだけではない、クリエイティブな感覚が刺激されるレストランと料理にはそんなバックストーリーがあったのだ。
〈Restaurant SAI 燊〉
山梨県南都留郡富士河口湖町西湖208-1。17時30分ドアオープン。18時スタート。完全予約制。日曜・月曜休。東富士五湖道路富士吉田 IC ・中央自動車道河口湖 ICより車で約20分。 駐車場あり。電車・高速バスの場合、新宿駅から105~120分、河口湖駅よりタクシー約20分。2024年6月1日オープン。
text_Rie Nishikawa editor_Keiko Kusano