ネクストスター笠松を制したブリスタイム（左）

◇２４日　「第２回ネクストスター笠松」（ダート１４００メートル）岐阜県・笠松競馬場 　若駒２歳馬のＪＲＡ重賞級認定競走の「第２回ネクストスター笠松」（優勝賞金１０００万円・２歳オープン・１４００メートル）は２４日、笠松競馬場で行われた。好スタートを決めた単勝５番人気のブリスタイムがマイペースの逃げに持ち込み、そのまま押し切って転入後、無傷の３連勝で重賞初制覇。２番手追走のセンゴクブショウが１馬身差の２着、１番人気のスターサンドビーチは行きっぷりがひと息で見せ場なく７着に敗れた。 　　　◇　　　　◇ 　門別から転入後、無傷の２連勝でチャレンジしてきたブリスタイムが、あれよあれよという間に逃げ切って３連勝でネクストスターを制した。 　「後ろに脚を使わすようなレースをしてもと指示を出していたのですが…」と笹野博師。しかし追いかけてくる相手はおらず、楽なペースで先制。その分、ラストまで脚が鈍ることなく押し切れた。「普段からのほんほんとしたところがある馬なんですよ」とはコンビを組み、調教もつける藤原幹。その分、折り合いに神経を使わずに運べるアドバンテージを存分に生かせた。 　「先々は差す競馬もできるようになってくるかもしれません」と笹野博師は将来性に触れ、この時期に２歳の高額賞金のレースができたことに関しても「われわれにとっては、いい目標になってありがたいことです」と喜んだ。 　昨年のワラシベチョウジャに続いての連覇達成。次走には「中１週の競馬が続いたのでリフレッシュする必要はありますが、１２月１３日の地元のジュニアキング（１６００メートル）をプランに考えています」と師は青写真を語る。１Ｆの距離延長でどんなパフォーマンスを見せるか今から楽しみだ。