31歳で引退のヴァラン氏、コモの取締役に就任…青少年の育成などに関与へ
コモ(イタリア1部)は19日、元フランス代表DFラファエル・ヴァラン氏が同クラブの取締役に就任したことを発表した。 現在31歳のヴァラン氏はレアル・マドリードで4度のチャンピオンズリーグ制覇など数々の栄光を勝ち取り、フランス代表でもFIFAワールドカップロシア2018の優勝に貢献した。マンチェスター・ユナイテッドとの契約満了に伴い今年夏からコモに加入したものの、デビュー戦で左ひざを負傷。先月に現役引退の決断を下した。 発表によると、ヴァラン氏はクラブの青少年育成や教育、コモの製品開発戦略にアドバイザーとして関わっていくことになるという。コモは同氏の役割について、次のように説明している。 「彼の関与は、選手だけでなく、教育的な取り組みを通じてより広い地域社会にも恩恵をもたらすでしょう。学業、リーダーシップ、職業訓練を青少年プログラムに組み込むことで、ヴァラン氏は若い選手たちがサッカー以外の人生にも備えられるようになることを目指しています」 「ヴァラン氏はテクノロジーとイノベーションを取り入れたコモの製品開発戦略についても助言を行います。デジタルソリューションの改善から、データ分析プラットフォームやチケット販売システムの強化に至るまで、ヴァラン氏の意見は、ファンエンゲージメントと運営改善へのアプローチを進化させるコモの指針となるでしょう」 ヴァラン氏はコモの取締役就任に際し、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。 「トップレベルのスポーツマンであることは、喜びと犠牲、そして限界を超えようとする絶え間ない意欲を伴います。私のキャリアを通して、私は向上心と卓越性を求める努力に突き動かされてきました。ピッチから役員室に移ることは、私のサッカーの旅の終わりではなく、私が楽しみにしている新しい始まりなのです。コモの理事会に参加することで、このスポーツに貢献し続けながら、その未来を形作ることができます」 「私のキャリアのこの新しい段階は、終わりではなく、第二の誕生のように感じています。サッカーに別れを告げるわけではありません。私の価値観と共鳴する野心的なプロジェクトの一員となることを楽しみにしています」
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