【2024年版】 今こそ行きたい! 日本の秋の絶景 ~北海道・東北篇~
◆岩手県
毛越寺 「毛越寺」は、慈覚大師円仁が開山した古刹。度重なる災禍によりほとんどの建物が焼失してしまったが、「大泉が池」を中心とする浄土庭園や平安時代の伽羅遺構が保存されており、これらは国の特別史跡と特別名勝の二重指定を受けている。 浄土庭園は紅葉の名所として有名で、見ごろの時期になるとモミジなどの木々が赤、オレンジ、黄色の鮮烈な色合いに染まる。また、大泉が池の水面に映る紅葉は特に美しいと評判だ。 11月1日~3日には「秋の藤原まつり」が開催され、紅葉のもとで国重要無形民俗文化財の「延年の舞」や「藤原四代公報恩法要」をはじめ、「鹿踊り」「神楽」などの郷土芸能も披露される。 見ごろは、秋だけではない。「あやめ園」では、毎年6月中旬~7月上旬に「あやめまつり」が開催され、紫、白、黄色のあやめが咲き誇る。 見ごろの時期:10月下旬~11月中旬 毛越寺(もうつうじ) 所在地 岩手県西磐井郡平泉町平泉字大沢58
◆宮城県
円通院紅葉ライトアップ 「円通院」は、日本三景のひとつ・松島にある臨済宗妙心寺派の寺院。19歳で早逝した伊達政宗公の嫡孫・光宗公の菩提寺で、霊廟として建立された「三慧殿」は国の重要文化財、寄せ棟造り萱葺きの本堂「大悲亭」と山門は松島町指定文化財と、伊達氏の至宝を残す古刹。 境内には「雲外天地の庭(⽯庭)」「遠州の庭」「⽩華峰 ⻄洋の庭(バラの庭)」「三慧殿禅林瞑想の庭」の4つの庭園があり、紅葉の時期には、それぞれの庭園に植栽された花々や植物と紅葉のすばらしい調和が楽しめる。 例年10月下旬ごろからは紅葉のライトアップが行われ、赤や黄色に色づいた木々が静寂な境内を艶やかに演出。また、ライトアップされた庭園には特設ステージが設けられ、県内外のアーティストによる演奏も行われる。縁結びの寺としても知られ、境内には縁結び観音も。 開催期間:例年10月下旬~11月中旬 円通院紅葉ライトアップ(えんつういんこうようライトアップ) 所在地 宮城県宮城郡松島町松島字町内67