悪夢のPK失敗でレアル・マドリードが敗戦 ムバッペは試練の時間を乗り越えられるか
指揮官の采配にも疑問の声
アスレティック・ビルバオと対戦したレアル・マドリードは2-1でまさかの敗戦に喫した。この試合の大きなターニングポイントを挙げるとすればやはり67分のPK失敗と言わざる得ないだろう。これでキリアン・ムバッペはリヴァプール戦に続いてPK失敗となってしまった。 今夏に大きな期待を背負ってレアル・マドリードに加入したムバッペだが、パリ・サンジェルマン時代の活躍を見せることは出来ていない。『MARCA』紙は「ムバッペは努力したが、彼には輝きと決定力、対戦相手を震え上がらせた牙が欠けている」とその低調なパフォーマンスを指摘した。 また、「アンチェロッティが敗戦のたびに『問題は発見された』といくら言っても、彼が提案する解決策が機能していないのは明らかだ」と指揮官の采配にも疑問を投げかけ、「勝ったとしても、本来のプレイができない」と現状を嘆いた。 それでもラウル・アセンシオの存在や、ジュード・ベリンガムが4戦連続でゴールを決め、徐々に復調していることは大きな収穫と言えるだろう。昨季二冠のチームで絶対的なエース役を担ったヴィニシウス・ジュニオールが負傷から復帰するまでの間、チームを立て直すことは出来るのか。昨季リーグ3位のジローナ、ヨーロッパリーグ優勝のアタランタと難敵との戦いが続く中で改善を期待したいところだ。