「コジキ以下の老いぼれ糞婆さん キャッシング不可能ですけど」姉を殺したホームレスの妹(52)に、知人の女(47)が事件当日おくったメッセージ 裁判は2審へ
■「どちらの言っていることが本当なのか」 ふたりの関係性 和美被告は、なぜ姉を殺してまで知人の女とその家族に金を融通しようとしたのか。 裁判を傍聴した多くの人がおそらく感じたであろう大きな謎、岡村被告との関係の奥底にあるものは、司法の場では明らかにならなかった。 ふたりの関係性については、裁判員にとっても、共謀があったかどうかを判断する上で、難しかったようだ。判決後の会見で、心情をこう吐露した。 裁判員Aさん 「ふたりは、長年の付き合いの中で持ちつ持たれつだったのかなと感じました。 今回はっきりしませんでしたが、2人が共通の目的を持っていたのではないかと感じました。」 裁判員Bさん 「和美被告のことを岡村被告は『大親友』と言っていましたが、和美被告は『債務者と債権者の関係です』と言っていました。 どちらの言っていることが本当なのか分からないので、難しいと思いました」 ■事件当日に知人の女が送ったメッセージ 法廷で、和美被告のことを「大親友です!」と証言した岡村被告。 弁護人によると、その岡村被告は事件当日、和美被告の携帯電話に複数回メッセージを送っている。 【事件当日に岡村被告が和美被告に送ったメッセージ】 (和美被告の弁護人が法廷で読み上げた内容) 「コジキ以下の老いぼれ糞婆さん キャッシング行きたくないから連絡とらなくなります」 「あのバカ和 またキャッシング もう借りられないのに うふふ」 「コジキ以下の老いぼれ糞婆さん キャッシング不可能ですけど」 「バカ丸出しのコイツ殺せ」 強盗致死などの罪に問われている岡村恵美被告の裁判は、10月下旬に始まるとみられている。 そして、和美被告は「姉を殺害していない」として控訴した。 事件の裁判は、これからも続く。 RKB毎日放送 記者 浅上旺太郎
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