「コジキ以下の老いぼれ糞婆さん キャッシング不可能ですけど」姉を殺したホームレスの妹(52)に、知人の女(47)が事件当日おくったメッセージ 裁判は2審へ
「確かに、和美被告は、職場で知り合った岡村恵美被告に対し、20年間にわたって合計5800万円余りを送金しており、本件各犯行も、和美被告が岡村家に金を融通するために行われたことに照らせば、岡村恵美被告の存在が本件各犯行に与えた影響は否定できない。しかし被告人は岡村被告から脅されていたわけではなく、自らの意思で岡村被告との付き合いやホームレス生活を続け、借金や家族の問題から逃避していたことがうかがわれる。 岡村被告の思惑はさておき、岡村被告が自らの意思に反して岡村被告への服従を余儀なくされる立場にあったとは評価できない。 実際和美被告は本件各犯行に及ぶことを主体的に決断した上、自ら積極的に犯行用具を準備するなどしているのであり、本件各犯行、特に強盗殺人に関して、岡村被告との関係を量刑上特段和美被告に有利に考慮すべき理由は見いだせない。」 ■「知的水準の低さは見られない」 また、弁護側は、量刑を考えるにあたり、ある可能性を主張していた。 弁護人 「何の疑問も抱かずに岡村被告への送金を続けた原因として、和美被告には、自覚はないものの、知的障害、発達障害がある可能性を否定することはできない」 判決は、弁護側の主張を一蹴した。 判決 「本件各犯行は全体を通じて相応に計画的で巧妙なものであり、このような本件各犯行に及んだ和美被告について、責任非難を減少させるほどの知的水準の低さは見られない」 姉のつぐみさんの殺害について、判決は「金銭を得るという目的を達成するために考えられた計画的犯行であり、暴行の態様は執拗で残虐である」と指摘。 そして、被害者である姉のつぐみさんが、和美被告に金を貸していたことや、和美被告が置き去りにした2人の子供を、働きながら育てたことについてもふれた。 判決 「つぐみさんは和美被告から感謝されることはあっても悪感情を向けられる筋合いはないはずであり、なおも金を得ようとした和美被告によって命を奪われたというのはあまりに理不尽である」
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