今では考えられないよね [オープン]まで作ってしまったリーザを覚えている?
■実用性重視なんておもしろくないじゃん!!
すでにデビューから4年近くが経過したリーザーだが、1989年に開催された東京モーターショーにコンバーチブルモデルのリーザスパイダーを参考出品。1991年11月、実際に市販化をスタートさせた。 このモデルは通常モデルのリーザをベースにルーフをカットオフして作られていたものの、当初の設計段階ではオープンモデルの追加は想定していなかった模様。ゆえにオープン化に伴うボディ補強で、車両重量は100kg弱増加していた。 ただし、この時代になると軽自動車は実用性が求められるようになり、スペシャリティーモデルであってもデザイン優先のクーペスタイルは受け入れられないようになってきていた。 そのためライバルのセルボは一足先の1990年7月に、オーソドックスなハッチバックスタイルを持ちながらも上質なモデルへと生まれ変わった。それに続くように、リーザも同様のコンセプトを持ったオプティが1992年1月に登場したことで、姿を消すこととなったのだった。