【中継録画】神戸・小学校教諭のいじめ問題 校長が謝罪「人として許されるべきものではない」
神戸・小学校教諭のいじめ問題 校長が謝罪「人として許されるべきものではない」
神戸市立東須磨小学校の20代男性教員が、同僚の先輩教員4人から激辛カレーを目にこすりつけられたり食べさせられたりするなど「いじめ」を受けていた問題で、同校の校長が9日夜、神戸市役所で記者会見を開き、謝罪のほか学校の現状などを説明した。 【中継録画】神戸市教育委が会見 教員暴行問題で経緯説明(2019年10月9日)
同僚の教員4人がパワハラにかかわっていた
同校の仁王美貴校長の説明などによると、いじめを受けた男性教員は、暴力行為や激辛カレーを目や口などに塗られた上、無理に食べさせられたりするなどし、9月2日の始業式から体調不良を訴え職場を休み出勤できない状況が続いている。家族を介して、男性教員が同僚の教員4人が主に被害教員へのパワハラにかかわっていたことが判明しているという。
校長・同僚4人について「今後一切、東須磨の子どもの前での指導を行わせないという判断した」
仁王校長は会見の冒頭で「児童、保護者をはじめ、関係者の皆様に多大なるご迷惑、ご心配をおかけしておりますことを心よりお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。 また「まだ調査は継続中であり、すべてがあきらかになったわけではありませんが、これらの行為は教員として、人として、許されるべきものではなく、行為の重大性から委員会との相談の上、4人を公務からはずし、今後一切、東須磨の子どもの前での指導を行わせないという判断をいたしました」と続けた。
現在は児童らが落ち着いた生活・学習ができるようフォローに努めている
同校では7日から新たに教員を迎え、新体制で子どもの指導に当たっているという。ただ、仁王校長は「担任がこのような許されない行為を行ったことを知った子供たちの心の傷は計り知れないものがあります。そんな子供たちに今まで以上に落ち着いた生活、学習ができるよう子供たちのフォローに努めているところです」と現状を説明した。