相当「曲がる」240Z【1】「お客さんに近いクルマ」として作られた自分用
相当「曲がる」240Z【1】 水上自動車といえば、旧車の徹底したフルレストアをはじめ整備全般を行うショップとして、旧車オーナーたちから知られた存在だ。また代表の水上公弘さんはかつてプライベーター時代に、L型の最高速度記録(290.45km/h)を打ち立てたこともあり、ボディからエンジンまで旧車を知り尽くした人物である。そんな水上さんがあくまで走りを楽しむ「自分用」として仕上げたのが、この240ZGだ。 【画像17枚】Gノーズ下部には見慣れぬダクトが追加されているが、これはVマウント下側のオイルクーラーにエアを導入するためのもの。ウインカー横のダクトはキャブへのエア導入用だ これは「仕様」ではなく、本物の240ZGだが、水上さんはチューニングを敢行。「自分用」とはいいつつ、このクルマの製作コンセプトは「お客さんに近いクルマ」であり、さまざまなチューンをテストし、その効果をお客さんのクルマへとフィードバックする役目も担っているのだ。なのであまりハードなチューニングは施さず、ボディ補強もスポット増しなどはせずに最小限にとどめている。速さのレベル設定はあくまでもストリート重視で、プラスαの部分でサーキット走行を楽しめればよい、という考えのもとで造られている。
Nosweb 編集部