憧れの北アルプス『白馬バレー』へ出かける際に立ち寄りたい! 村自慢の「道の駅」3選
■穏やかな里山でのんびり休憩できる「道の駅 おがわ」【小川村】
長野市方面から「HAKUBA VALLEY」を目指すなら、オリンピック道路と呼ばれる幹線道路の利用が便利。そのルート沿いの、ちょうど長野市と白馬村の中間という絶妙な立地にあるのが小川村の「道の駅 おがわ」だ。 三角屋根の入り口から建物に入るとこじんまりとした売店があり、受付のすぐ横に名物のおやきが売られている。毎日、その日の分だけ手づくりしているおやきは、もちもちとした食感。人気が高く売り切れになることも多いという。売店のすぐ横が「食事処 味菜」で、このレストランがメインの施設となっている。
■「食事処 味菜」は、何度もリピートしたくなる家庭的な味
「食事処 味菜」には、定食や丼ものなどの定番や、手打ち蕎麦、信州オレイン豚のとんかつといった見逃せない料理が揃う。料理を作るのは地元の主婦がメインとあって、どの料理も心が落ち着く家庭的な味。冬は「なべやきうどん」やコシのある平打ち麺を煮込んだ「おぶっこ」など暖かいメニューを用意しているが、夏季は冷たい手打ちそばがさっぱりと食べられる。 また、山深い場所にもかかわらず、富山湾直送の新鮮魚介を味わえるのがこのレストランの魅力でもある。ボリューム満点の海鮮丼をはじめ、刺身定食や鮪の山かけ定食などがメニューに揃い、どれを食べようか迷うほど。あおりイカやかんぱちの刺身、白えびの唐揚げ、メギスのすり身揚げなどの単品料理も選べる。ほかにも、「本日のランチ」など、何度もリピートしてあれこれ食べてみたくなる。 また、「道の駅おがわ」には、「食事処 味菜」のほかに、コンビニエンスストアと村で収穫された農産物を販売している「さんさん市場」が隣接している。
■日本海側からアクセスする人は「道の駅 小谷」が便利【小谷村】
日本海側から「HAKUBA VALLEY」に向かうときは、姫川沿いに延びる千国街道(国道148号)を通るのが一般的。「道の駅 小谷(おたり)」がある小谷村は、海から塩や海産物を運んだ街道沿いの宿場町として発展したところだ。 売店コーナーは古民家3棟分の梁や柱を再利用し、小谷の職人たちが仕上げた風情ある空間。買い物を会計するカウンターの壁は村内で茅を集め、小谷村周辺の地形図を茅葺で立体的に作り上げたオブジェが飾られている。 きれいに並べられた商品は、小谷産の素材を使った地酒やそばやお菓子のほかに、ぼろ織や猫つぐらといった伝統的な工芸品など、この土地ならではの特産品が勢揃い。売り場には、小谷村の放牧豚を北アルプスの山麓で自然熟成したプロシュートの原木まであり、見せ方もおしゃれだ。