実写「ウイングマン」坂本浩一監督が目指す学園ドラマ「仮面ライダーフォーゼ」とは違うアプローチ
坂本監督の言う通り、「電影少女」や「I"s」などで描かれた、若者ならではの悩みや淡い青春模様も桂作品の魅力のひとつ。本作も、坂本監督ならではのアクションはもちろん、健太とヒロインのアオイを中心とした恋愛模様も見どころとなりそうだ。「やっぱり魅力的なヒロインとの恋愛模様というのは、桂先生の作品の大切要素だと思います。それをいかにしてヒーローものでやるのかという挑戦をしています。普通は子供が照れちゃうので、特撮で恋愛はあまり描かないのですが、今回はがっつりとやらせていただいたので、より桂先生の作風が強く出た作品になったと思います」
これまでとは一味違った、新たな特撮ドラマに挑んだ坂本監督。「ウイングマン」の世界をさらに広げるべく、1シーズンで終わる気はないという。「まず『ウイングマン』を読んでいた50代~40代の世代や、今の特撮ファンの方々に楽しんでいただきたいですし、青春ドラマとしても楽しめる仕組みにしたつもりなので、特撮を知らない方にも既成概念を取っ払って、まずは観ていただきたいです。それだけ幅広い視聴者に刺さる作品になっていると思いますので、たくさんの方に観ていただいて。ぜひ、次のシリーズへとつないでいきたいと思っています」(編集部・入倉功一) テレ東ほか・ドラマチューズ!「ウイングマン」第2話は10月29日深夜24時30分~放送