マクラーレン初のプラグインハイブリッド採用! ハイパワーモーターと繊細なステアリングの「アルトゥーラ・スパイダー」
足のちょっとした動きで加減速対応するクルマとの一体感
とにかく、痛快なドライブ感覚です。エンジンはモーターの力もあって発進時からトルクたっぷり。どこまでも加速していく感覚です。 ドライブモードでスポーツモードあるいはトラックモードを選ぶと、右足のちょっとした動きですかさず加速。またブレーキも同様、ペダルを踏む足の微妙な力のいれぐあいに対応して減速します。ドライブしている自分とクルマの一体感にはすばらしいものがあります。 ステアリングもやはり繊細。2023年に発売した「750S」から目立ってマクラーレン車の操作性は向上しています。アルトゥーラ・スパイダーは、モーターによる微妙な加減速ができることも手伝って、運転するひとの身体感覚に忠実なスポーツ性をしっかりそなえているのです。そこがすごい。 ちなみにフル充電の状態で約33kmのバッテリー走行が可能です。ドライブモードでトラックモードを使えば、走行中にも充電できます。スポーツカーも新しい時代へと進んでいるのだという感ひとしおでした。 【Specifications】 McLaren Artura Spider 全長×全幅×全長:4539×1976×1193mm ホイールベース:2730mm 車重:1457kg エンジン:2993cc V型6気筒プラグインハイブリッド 駆動:ミドシップ後輪駆動 トータル最高出力:445kW、最大トルク:720Nm 加速性能: 0-100kph 3.0秒 最高速:330kph EV航続距離:33km 価格:3650万円
<取材・文/小川フミオ>