掘り出し物になる!? 戦力外となった有望株(6)最後の”トライアウト合格”か
オフシーズンに突入した2024年のプロ野球。今年も多くの選手が戦力外通告を受け、野球人生の岐路に立たされている。中には将来を嘱望されるブレイク候補も含まれており、今後の動向から目が離せない状態だ。今回は、今オフに戦力外通告を受けた有望株選手を紹介する。
清宮虎多朗
投打:右投左打 身長/体重:190cm/84kg 生年月日:2000年5月26日 経歴:八千代松陰高 ドラフト:2018年育成選手ドラフト1位 威力抜群のストレートが魅力の清宮虎多朗。今年が最後の開催となる12球団合同トライアウトでの猛アピールを実らせた。 八千代松陰高校では、2年秋からエースを務めた清宮。荒削りな部分も見られたが、将来性豊かな右腕は、2018年ドラフト会議で東北楽天ゴールデンイーグルスから育成1位指名を受けた。 入団後は着実な成長ぶりを見せていたが、2021年にトミー・ジョン手術を決断。復帰後はリリーフとして剛腕ぶりを発揮し、昨季は自己最速の161キロを記録。ファームでは22セーブをマークした。 今季は、開幕直後に支配下登録を奪取した。しかし、一軍では3試合の登板で防御率12.00と結果を残せず。同年はファームでも精彩を欠き、オフに戦力外通告を受けた。 それでも、12球団合同トライアウトでは最速154キロを計測するなど、ポテンシャルの高さを証明。その後、北海道日本ハムファイターズと育成契約を締結することとなった。
ベースボールチャンネル編集部