【ソフトバンク】24歳・木村光 昨季の成長もたらした〝他球団侍〟のアドバイス「めちゃめちゃありがたい」
ソフトバンク・木村光投手(24)が侍右腕からのメンタルアドバイスを明かした。 2022年育成ドラフト3位で入団した木村光は23年に支配下登録を果たしたものの、ケガの影響もあり登板はゼロに終わった。昨年もケガで出遅れたが、9月にプロ初登板を果たすなど5試合に登板し、防御率1・50。3年目の今季へ期待を持たせるシーズンだった。 【写真】他球団ながらソフトバンク・木村光に助言した右腕 そんな木村光がシーズン中、アドバイスを求めたのが、プレミア12の日本代表にも選出された日本ハム・北山亘基投手(25)だった。大学時代、リーグこそ違うものの同じ京都府内の大学だった2人は共通の友人を介して知り合ったという。 マウンド上でのルーティンやメンタルの持ち方について悩んでいた時期に北山に相談したところ、こんな答えが返ってきたという。 「投げる前にスイッチが切り替わって試合モードになった時に、そのまま気持ちが前のめりにいかないように。その時にいい悪いではなく、自分がやってきたことを出すだけ、それ以上のものは絶対出せないという考えを助言してもらいました」 アドバイスを取り入れると「マウンドに上がった時も、メンタルが落ち着けるようになった」とその効果を実感。一軍での好投につながった。 プロ入り後は頻繁に連絡を取り合うわけではないが、野球に関して気になることや悩みがあれば木村光から相談するといい「『こういう時どうしてますか』と聞いたりする。すぐ答えてくださるので、めちゃめちゃありがたい」と1学年上の右腕に感謝しきりだった。 先発なら1年間ローテーション死守、救援なら50試合登板を目標に掲げる木村光。先輩のアドバイスを胸に2025年シーズンでの飛躍を目指す。
松岡直生