五輪2連敗で崖っぷち…バスケ女子日本代表の指揮官「FTを獲得された事が勝負の分かれ目」
8月1日、パリ2024オリンピック女子バスケットボールの予選グループフェーズ第2戦が開催され、日本代表(FIBAランキング9位)は、64-75でドイツ代表(同19位)に敗れ2連敗。前回大会の銀メダルを上回る「金メダル獲得」を目標に掲げ今大会に臨んでいたが、予選敗退目前の崖っぷちに追い込まれた。 立ち上がりからドイツ代表に押し込まれビハインドの展開となった日本は、髙田真希がチーム最多15得点とペイント内外で存在感を示し食らいついたものの、勝負どころで流れをつかみきれず。WNBAでプレーするサトウ・サバリーに3本の3ポイントを含む33得点と苦しめられ、予選リーグ2連敗を喫した。 試合後、チームを指揮する恩塚亨ヘッドコーチは、「選手たちはベストを尽くして頑張ってくれました。苦しい時間帯でも自分たちのバスケットをやり切ろうとしてくれた事に対して誇りに思っていますし勝利に導けなかったことに関して責任を感じています」とコメント。 序盤からファウルがかさみ、フリースローだけで21失点(成功率87.5パーセント)と不本意な展開だったことにも触れ、「フリースローの得点が多いドイツに対して、ギリギリの攻防の中で、押し切られてフリースローを獲得された事が勝負の分かれ目だったと思います」と敗因を分析した。 今大会は12チームが3グループに分かれ、各組上位2位の6チームに加え、各組3位の中から成績上位2チームも決勝トーナメントに進出するレギュレーション。0勝2敗で予選グループC最下位に沈む日本代表は、次戦に勝利しグループ3位以上となれば決勝トーナメント進出の可能性も残されているが、3連敗なら予選敗退。得失点差のマイナスも全12チーム中ワースト(-37)に沈んでおり、崖っぷちに追い込まれている。 指揮官は「次のベルギー戦では日本のバスケットをワンプレーワンプレーしっかりとコート上で表現したいのと、この悔しい状況の中で選手たちが持っている力を発揮できるようにしっかりと準備して勝利に導きたいと思います」と、逆転突破へ望みをつなぐことを誓った。 4日に行われる予選グループフェーズ最終戦は、日本時間18時ティップオフ予定。試合の模様は日本テレビ系列で生中継、TVerでライブ配信される。