花嫁&花婿の母は何を着る? ドレスの本場、欧米セレブの結婚式での装いをチェック
留袖も素敵ですが、最近は結婚式のスタイルに合わせてエレガントなドレスを選ぶ母親も増えています。結婚式がさらに華やぐマザードレス、お母さまと一緒に選んでみませんか? 今回はロイヤルやセレブリティの母の装いから世界標準をリサーチ! ブライダルマザードレスの専門サロン「M&V for mother」代表の楠田佳世さんに解説していただきました。 【写真】歴代英国ロイヤルプリンセスの上質なカジュアルルックギャラリー
キャロル・ミドルトン
新婦の母であるキャロル・ミドルトンが選んだのは、淡いピンク色の膝丈のコードレスでした(左)。キャサリン妃の結婚式は同じくコートドレスで、水色をセレクト(右)。 スタイル解説:「イギリスの結婚式での女性のスタイルは、膝丈のコートドレスに帽子やファシネーターが定番になります。ピッパ・ミドルトンの結婚式での爽やかなピンクは、キャサリン妃のアフタヌーンドレスやシャーロット王女のリボンの色とも統一感があり、全体的な色のバランスが素晴らしいですね」(楠田さん、以下同)
ジャクリーン・ケネディ・オナシス
卓越したセンスで愛されたジャクリーン・ケネディ。ここでも、彼女らしさが光るドレススタイルが話題になりました。 スタイル解説:「昼の正装となるアフタヌーンドレスを選んでいますが、アメリカでは帽子の着用はマストではないのでかぶっていません。淡いクリーム色のグローブに、彼女らしい上品さや家柄のよさが漂っています。ポイントはイヤリング。ウエディング・ドレスのフラワーモチーフをイヤリングに取り入れ、母娘の絆が感じられます」
ドリア・ラグランド
花嫁の希望により母のドリア・ラグランド(左)がセント・ジョージ礼拝堂まで付き添いました。 スタイル解説:「アメリカ人のドリア・ラグランドですが、娘の嫁ぎ先はイギリスのロイヤルファミリーということで、伝統に則り膝丈のコートドレスに帽子を着用した正礼装です。上品な淡いグリーンを選び、公式の集合写真でも調和していました。コートとドレスの裾には立体的なレースが施され、高級感と若々しさが感じられます」