【光る君へ】本多力が感じる百舌彦から見た道長とまひろ「分からない関係…美しい関係」
道長の従者・百舌彦を熱演
俳優の本多力が3日に放送された吉高由里子が主人公・紫式部(まひろ)を演じるNHKの大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)の第42回に出演した。道長(柄本佑)の体調異変に直面した自身が演じる百舌彦の心情などを同ドラマの公式ホームページの企画「君かたり」で明かした。「君かたり」は注目シーンなどを撮り終えたキャストが現場で撮影シーンや演じる人物への思いを語る企画。 【写真】「なんか…凄いことに」と驚き ガラリと変化した『光る君へ』最新相関図 最初にぼんやりとする道長の様子を見た百舌彦の胸中について紹介した。 「もう悲しいというか、マジで柄本さんというか道長様がマジで本当に死にそうな感じだったんですよね。もう哀しみ、哀愁の方の哀しみがむちゃくちゃ…何とかして生きてくださいというふうに思いました。自分がお薬を持っていっても、認識しても一切飲もうとしないという…。だから何か一種あきらめている…ただ体調が悪いだけではない、あきらめているというか、みたいなもので自分の無力感も感じましたし、多分、自分じゃ何もできない、ただ祈るしかできないという、それを見て感じました」 百舌彦から見たまひろと道長の関係にも言及した。 「『分からない関係』だと思いますね。婚姻関係を結んでいるわけでもないですし、恋人のように出会ったわけでもないし。でも、何かの折にわざわざ家に行ったりとか、どんな関係か分からず、だと思いますね。その時代において一個の言葉で形容できるような関係ではないと思うんですね。今なら『ソウルメイト』とか、そういう言葉があると思うんですけど、だから本当に『分からない関係』が一番合っているのかなって。 今、考えたら新しい関係性というか、見たことがない2人だけにしかない関係性なんじゃないかなと思います。そこには立ち入れないでしょうし、ついて行ってついて帰るということしか自分はできない。あの距離感だから普通に4年くらい会っていなかったりもするじゃないですか。会っても戻れる、そういう友だちとかは皆さんいらっしゃるでしょうけど、それが男女であったり。かといって会うたびに何か抱擁したりとか口づけをしたりするわけでももうないじゃないですか。年とともに変わるのかも分からないし。美しい関係だなとは思いますけど」
ENCOUNT編集部