全米女王のガウフ が3時間超の激闘を制して全豪初の4強「もっといいプレーができるといい」[全豪オープン]【テニス】
ガウフが全豪オープン初の4強
1月23日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)女子シングルス準々決勝が行われ、第4シードのココ・ガウフ(アメリカ/世界ランク4位)は、ノーシードから勝ち上がってきたマルタ・コスチュク(ウクライナ/同37位)を7-6(6)、6-7(3)、6-2で下し、3時間8分の激闘の末にベスト4入りを果たした。 【動画】全米女王のガウフ、激闘を制して全豪ベスト4 マッチハイライト 15歳の頃からグランドスラムに出場し、将来を期待されてきた19歳のガウフ。昨年行われた全米オープンで遂にグランドスラム優勝を果たし、自己最高ランキングとなる3位を記録した。今季開幕戦となった「ASBクラシック」(ニュージーランド・オークランド/WTA250)でツアー通算7度目のタイトルを獲得し今大会を迎え、セットを失うことなく準々決勝まで進んだ。 対するコスチュクは、4試合中3試合がフルセットでの勝利とタフな戦いを制してグランドスラムで初のベスト8入りを果たしている。 試合の流れを掴んだのはコスチュク。ガウフに押される場面こそあるものの、しぶとく相手を動かしてミスを引き出しピンチをしのぐ。第4、第6ゲームをブレークし、5-1でサービング・フォー・ザ・セットを迎えた。だが、ここからガウフがしつこく返球し、プレッシャーをかけ続けて5ゲームを連取。第12ゲームではブレークを許したが、タイブレークをものにして第1セットを7-6(6)で取りきった。 第2セットも一進一退の攻防が続き、両者リードを守り切れず、3度ずつブレーク。競った展開でガウフは6-7(3)でセットを失ったが、最終セットはチャンスを確実に生かして開始から5ゲームを奪って一気に勝負を決めた。 ウィナー17本に対し、アンフォーストエラー51本とショットの精度に苦しんだガウフは、第1セットで1-5とされた場面について、「両サイドでミスしていたし、サーブも良くなかった。1ゲームでも多く取りたかったし、それが大事なことだった」と諦めることなく目の前の1ポイントに必死になったとコメント。「今日の試合を乗り切れたことを誇りに思う。悪い試合を乗り越えて、もっといいプレーができるといい」と振り返った。 準決勝では第2シードのアリーナ・サバレンカ(同2位)と第9シードのバルボラ・クレチコワ(チェコ/同11位)の勝者と対戦する。
Tennis Classic 編集部
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