ECB利下げ決定に唯一反対したのはオーストリア中銀総裁-関係者
(ブルームバーグ): 欧州中央銀行(ECB)が6日発表した利下げの決定に政策委員会で唯一反対したのはホルツマン・オーストリア中銀総裁だったと、事情に詳しい関係者が明らかにした。
ラガルド総裁は政策発表後の記者会見で、「1人を除く全員が決定を支持した」と発言。反対したのが誰だったのかは公表しなかった。
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ホルツマン氏は広報担当者を通じ、自身が唯一の反対者だったことを認めた。
同氏は政策委員会きってのタカ派の一人で、5月28日に公表されたインタビューではエコノストリーム・メディアに対し、「現状通りであれば来週の利下げを支持するが、追加措置が自動的であってはならないとも警告するだろう」と述べていた。
原題:ECB’s Holzmann Dissented on Rate-Cut Vote Because of Data (1)(抜粋)
--取材協力:Marton Eder.
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Zoe Schneeweiss