中2がプログラミング、高1がDJ 3ヶ月かけて開発した“新感覚”卓球講習会に五十嵐史弥も驚き
21日、金沢ポートは金沢市内で、地域の小中学生を対象とした“新感覚”の卓球講習会を開催した。 講習会には、地域の子どもたちが中心となって準備した“デジタル的あて”やDJブースなど様々な趣向が凝らされ、参加者の7割を占めた卓球初心者の子どもたちからも、歓声が上がっていた。
地域の子どもたちが楽しめるイベントを
『三谷産業presents 金沢ポート卓球教室』と題して開催されたこの変わった卓球講習会は、“地域の子どもたちが楽しめるように”と、金沢ポートと三谷産業で企画された。 三谷産業は、金沢市玉川町に本社を構え、創業から100年以上にわたり、IT、化学、機械、建設など多彩な事業を展開する上場総合商社であり、今季から男子プロ卓球チーム「金沢ポート」のパートナーも務めている。
地元の子どもたちがデザイン・プログラミング
卓球版の“デジタル版ストラックアウト”とでも言うべき卓球ゲーム『ピンポンクエスト』は、地元の子どもたちを中心に、これまで3ヶ月ほどかけて開発された。 システムは学校の教育現場でも使われている、ポケットサイズのコンピューター「micro:bit」を6台使用。デザインやプログラミングは、三谷産業とNPO法人みんなのコードが運営する施設「ミミミラボ」に通う子どもたちやメンターが担当し、開発を重ねた。 「想像より難しかったのは、ボールが当たったときの振動で他のところのセンサーまで反応してしまうところ」と、プログラミングを担当した中学2年生は手応えを感じつつ振り返る。 「台の上に的を置くパターンも試す」「ボールが的を抜けていくのもいいかも」「自動でボールが出てくるように」と、現在もトライ&エラーを重ねながらバージョン更新中で、金沢ポートの2月8、9日のホームマッチではさらに進化した『シン・ピンポンクエスト』が登場するという。 会場では地元の高校一年生によるDJプレイによる音楽も流れており、卓球講習会でありながら、小さなスポーツイベントさながらの雰囲気も演出していた。