【シンガポール】カジノMBS、新たな高級客室を設置
シンガポールの湾岸部にある統合型リゾート(IR)マリーナ・ベイ・サンズ(MBS)は、施設拡張事業の進捗(しんちょく)状況を発表し、新たな高級客室の設置作業が完了したことを明らかにした。 「パイザ・コレクション」と呼ばれる高級客室の設置は拡張事業の柱で、「極上」のサービスをうたっている。既存のホテル3棟の最上階に大半がスイートルームで構成される特別室を設け、バトラーと呼ばれる宿泊客専属の客室係がサービスを提供する。宿泊者はチェックイン時にプライバシーに配慮したロビーに案内され、専用エレベーターで客室に入ることができる。 MBSは2010年開業。22年に段階的に改修・拡張工事を行うと発表。これまでに約1,540室が増設された。今後はタワー3(第3棟)に高級客室「サンズ・コレクション」を設置する作業に軸足が移る。2025年4~6月期の完成を見込む。これにより客室は約1,850室に増える。うちスイートルームは775室で、当初の180室から大幅に拡大する。