マツダ未勝利の巨人 5回までに8失点、先発・高橋礼の1回KOから犠打野選、萩尾の後逸などミス重なる
「広島9-3巨人」(19日、マツダスタジアム) 負ければ3位転落の巨人が5回までに8点を奪われ、「鬼門」のマツダスタジアムで劣勢の展開が続いている。 【写真】上手くいかないなぁ サングラス越しでもわかる阿部監督のピリピリ感 試合は幸先良く巨人が先制した。初回、2死一、二塁から坂本の二塁打で先制。プロ野球史上単独2位の通算448二塁打で流れを作ると、二、三塁から萩尾の2点適時打で、この回3点を先制した。 だが、直後に暗転した。先発の高橋礼が先頭・秋山に四球を与えると、野間の左前打で一、二塁。菊池の一ゴロで二、三塁と進塁を許すと、小園の左前適時打で1点を失った。続く坂倉は遊飛に抑えたが、末包に対して1ボールから2球目。高く浮いたスライダーをフルスイングされ、3ランで瞬く間に逆転を許した。 さらに四回、2番手の井上が1点を失うと、1死一、二塁からアドゥワの送りバントで、捕手・小林が三塁に送球し、セーフの判定。犠打野選でピンチを広げると、秋山の左前適時打で1点を失った。五回には1死一塁から末包の中前打を中堅・萩尾が後逸。三塁まで進まれると、犠飛で追加点を許した。 マツダスタジアムでは昨季、3勝9敗と大きく負け越した。今季もここまで3敗、2分けと苦戦している「鬼門」。先発の高橋礼が1回KOされると、2番手以降も流れを止められない。 菊池にもダメ押し弾を浴び、打線も初回以降は無得点に封じ込まれた巨人。痛恨の同一カード3連敗を喫して3位に転落した。