水だけでおいしいフリーズドライを検証してみた!
ボクたちが試しました
<猪俣慎吾> フォトグラファー。アウトドアパーティ集団「キッピス」主宰者でもあり、アウトドア料理には人一倍うるさい。もちろん自身の腕も相当なもの。 <ヒジヤ> 編集者。料理があまり得意ではないので、山では手軽なフリーズドライ食品を愛用中。味付きのアルファ化米に魚肉ソーセージを添えるのが定番。
【アルファ化米】
<尾西食品/赤飯> 乾燥食材としては小豆が入っており、どんな食感になるか不安があったが、小豆も水でしっかりと戻った。「もち米が原料っていうのもあるけど、モチモチ食感が感じられておいしい。米系だったらベストかも!? 」(猪俣)。 <サタケ/マジックライス 保存食 青菜ご飯> 米だけでなく、青菜もしっとりしていてアルファ化米とは思えないできあがり。「ホカホカもいいけど、青菜の味わいがしっかり感じられるから水戻しもアリ。あっさりしてるから朝食にするのがいいかも」(ヒジヤ)。 <尾西食品/えびピラフ> 冷たくても味はしっかり。乾燥エビがどのような食感になるか気になるところだったが、これも湯戻しと変わらずプリッとしていた。「さすが尾西食品! 湯戻しと変わらないクオリティで、水でも十分ウマい」(猪俣)。 <サタケ/マジックライス 保存食 白米> 定番中の定番、白飯。規定量の水で戻したがしっとり感が感じられる食感に。「固くもないし水戻しでも十分にイケる。でもシンプルな白飯だったら、温かいほうがうれしいかな。そのほうがおかずも進みそう」(猪俣)。 <モンベル/カレー リゾッタ> 湯で3分、水でも5分という手軽さがウリ。「米の食感はバッチリ。でもカレーだからやっぱり温かいほうが香りが感じられてよさそう。ただ水で戻さずそのままでもパフのように食べられるのはうれしい」(ヒジヤ)。 ※水戻しの時間は商品に記載があるものは記載通り、ないものは湯で戻すときより長めに設定(おおよそ30分~1時間程度)。
【パスタ・ラーメン】
<日清食品/カップヌードル リフィル> 麺も弾力がありそうで、卵やエビといった具材もふっくらと戻った。「うまい! これは超ヒット!! 水だから麺も延びないし、でもコシがしっかり残っている。冷やしラーメンとして十分に成立する料理」(猪俣)。 <マルタイ/山の棒ラーメン> 水でふやけたものの、見た目にも明らかに茹でたときのような麺の弾力感が感じられない。「これも茹でるのが前提だから、明らかに水戻しには向いてないかな。非常時でもなければ、きちんと茹でられるときに投入を」(ヒジヤ)。 <ソル・レオーネ/エスプレッソ・パスタ きのこソースのペンネ> 水で1時間ほど戻したが、パスタの食感は固め、粉末ソースも水にはあまり溶けない。「これは湯で調理するのが基本だから、ダメ元で試したけど当然の結果かも。水戻しはナシというのが明確にわかった」(ヒジヤ)。 <サタケ/マジックパスタ ペペロンチーノ> 水で20分で完成。1時間が基本のアルファ化米よりも早く戻せるのがポイント。「十分許容範囲の食感だけど、水だと少しだけ固く感じるかも? あとペペロンチーノはやっぱり温かいほうがいいかな」(猪俣)。