業務の負担が増えるので「昇進したくない」です。断っても問題ないでしょうか?
やむを得ない事情がある場合は会社に相談する
昇進が断れない場合であっても、介護や育児など、やむを得ない事情を抱えることもあるでしょう。やむを得ない場合は、会社に相談するのがおすすめです。昇進そのものを断るのではなく「一時的に昇進を待ってほしい」「昇進した後の業務量や責任について調整させてほしい」と具体的な希望を相談するといいでしょう。一方的に昇進を断るのでなく、譲歩する姿勢が大切です。 ■難しい場合は転職も視野に入れる 昇進を検討する上で上司に相談をしたものの、会社に所属するには昇進しか方法がない場合は転職も視野に入れましょう。転職すると昇進を避けられるほか、下記のメリットがあります。 ●自分のスタイルにあった仕事を探せる ●現在、給与に不満を抱えている場合は年収アップを目指せる 現在の仕事に不満を感じていたり家族が増える中で働きづらさを感じていたりする場合は、就業時間や年間休日など働きやすい職場を探すことも方法の一つです。 また、ある程度経験やスキルがある場合は年収アップを目指して、少し難しい業務や企業にチャレンジするのもおすすめです。ただし、転職は下記のデメリットもあるため事前に把握しましょう。 ●年収が下がる可能性がある ●待遇の悪い企業を選んでしまう可能性がある 転職では心機一転、新しい企業に所属できるメリットがあるものの、スキルや求人の選び方によって年収が下がってしまったり、残業が多かったりと企業選びに失敗する可能性もあります。 そのため、転職する場合はハローワークや転職エージェントなど、有識者のアドバイスを受けながら行いましょう。
昇進の拒否については就業規則を確認する
昇進は自分の力を認められ、会社に貢献できますが、各自の事情によって避けたいこともあるでしょう。実際に昇進してうれしいものの、帰宅時間が毎日終電間際で体を壊してしまったといった例もあるようです。 今後の昇進を避けたい、昇進した後につらさを感じるといった場合は就業規則確認の上、上司や人事部に相談するのがおすすめです。 出典 厚生労働省 労働契約(契約の締結、労働条件の変更、解雇等)に関する法令・ルール 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部