圧倒的な速さを誇ったGT-R軍団の中でも、注目の的となったグループAのスターたち
【ユニシアジェックス スカイライン】 速さの星野一義か、安定感の長谷見昌弘か……。1990年から93年の4年間に開催された全日本ツーリングカー選手権グループA。圧倒的な速さを誇ったGT-R軍団の中心的存在であり、ファンの興味の的となったのがこの2人だった。 【画像13枚】1990年から93年まで、最強軍団GT-Rの中でも特に注目を得た2人がいた。タワーバーの形状が異なる程度で、ライバルであるカルソニックとの違いは少ない。公称スペックは580psオーバーと言われているというエンジンルーム 4シーズン、長谷見と星野はシリーズチャンピオンを2回ずつ分け合った。その内容を見ると、全29戦のうち、勝利数は星野の15回に対して長谷見は7回。一方、リタイヤ数は長谷見がわずか2回に対して、星野は5回を数える。ここからも2人のキャラクターが分かるだろう。 さて、90年3月。シリーズ開幕戦に並んだGT-Rは2台。星野が乗るカルソニックと長谷見が乗るリーボックだ。この年はカルソニックにチャンピオンの座を譲るが、翌91年は長谷見の持ち味が光り、優勝3回、2位2回という抜群の安定感でリーボックがチャンピオンを奪取した。 ユニシアジェックス スカイライン 全長×全幅×全高(mm) 4545×1755×1320 ホイールベース(mm) 2615 トレッド前/後(mm) 1610/1530 車両重量(kg) 1260以上 エンジン型式 RB26DETT型 エンジン種類 直列6気筒DOHCツインターボ 総排気量(cc) 2568 最高出力(ps) 580~630 最大トルク(kg-m) 65.0以上 タイヤ 265/700R18(前後とも) 初出:ハチマルヒーロー2017年1月号 vol.39 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部