中上貴晶のトークショーでは、後任のソムキャット・チャントラが登場し、花束を渡した

　ホンダは、東京都港区のHondaウエルカムプラザ青山にてモータースポーツファンへの感謝を伝えるイベント『Honda Racing 2024 Season Finale（ホンダ・レーシング 2024シーズンフィナーレ）』を開催。12月14日は、初日プログラムが行われた。 【写真】中上貴晶／Honda Racing 2024 SEASON FINALE 　これまではモビリティリゾートもてぎや鈴鹿サーキットで『Honda Racing THANKS DAY（ホンダ・レーシング・サンクスデー）』が開催されてきた。2024年は東京のHondaウエルカムプラザ青山に場所を変え、12月14日と15日の2日間に渡りホンダのファン感謝イベントが開催されることになった。 　初日の14日は、二輪レースを中心としたプログラムとなっており、ジョアン・ミルとルカ・マリーニ（レプソル・ホンダ・チーム）、ヨハン・ザルコ（カストロール・ホンダLCR）と中上貴晶（イデミツ・ホンダLCR）の4人によるMotoGPヒーローズステージからステージイベントが始まった。続くCBR in Racingステージでは、WorldSBKに参戦するチャビ・ビエルゲとイケル・レクオーナ、鈴鹿8耐で優勝した高橋巧と名越哲平、そしてザルコが壇上に上がりスプリントレースから24時間耐久レースにまで話が膨らんだ。 　正午過ぎには、『Honda Racing 2024 Season Finale ウエルカムセレモニー』が行われ、上述のライダーだけでなく、2025年MotoGPクラスに昇格するソムキャット・チャントラ、トライアルライダーの藤波貴久、小川友幸、フランチェスカ・ノチェラ、四輪レースからは、太田格之進、野尻智紀、大津弘樹、塚越広大、大草りき、牧野任祐と、計12名のライダーと6名のドライバーが登壇。東京・青山に集まったファンとライブ配信の視聴者へその勇姿を見せた。 　中上と野尻がそれぞれ二輪と四輪の代表として挨拶した。中上は「たくさんの応援をありがとうございました」と感謝を述べ、「このファンと交流できる機会を楽しみたいです」と笑顔を見せた。野尻は「このイベントをぜひ楽しんでもらいたいです」と話した。 　午後には、2025年からIMSAに挑戦する太田のトークショーや『ライダー＆ドライバー GOGO身体能力対決』などのステージイベントが行われた。身体能力対決ステージでは、ライダーとドライバー混合の6人3チームに分かれて、コースの一筆書き、早押しクイズ、動体視力対決で鎬を削った。 　スーパーGTフィナーレトークでは、野尻、大津、塚越、大草、牧野の5人が登壇。趣味などのオフをテーマに、盛り上がりを見せた。こちらは2日目にもラインアップを変えて催される予定だ。 　また、Hondaウエルカムプラザ青山のテラス屋外特設ステージでは、藤波と小川によるトライアルデモンストレーションが午前と午後に1回ずつ行われた。 　最後には、中上のMotoGPでの活躍を振り返るトークショーが行われた。後半には、イデミツ・ホンダLCRのシートを受け継ぐチャントラが登場。チャントラは、「毎戦帯同して色々教えて欲しい」と中上に頼むものの、「いやです」と即答で断られる場面も見られた。このステージでは、チャントラから中上に花束を贈られ、イベント初日が締めくくられた。 　本イベント2日目の12月15日は、四輪レース中心のプログラムとなっており、スーパーGTおよび全日本スーパーフォーミュラ選手権、そしてF1に参戦している角田裕毅のトークショーも行われる予定だ。 [オートスポーツweb 2024年12月14日]