「高速道路」と「下道」でどれくらい移動費用が違いますか?
車移動で高速道路と下道を選ぶ際、費用にどのくらいの違いが出るのか気になるところです。ETCであれば料金を支払う際に停車する必要がなく、スムーズな運転が可能ですが、下道よりも費用がかさむケースが多いです。 とくにゴールデンウィークやお盆、年末年始といった長期休暇のシーズンになると、車を使った長距離移動をする人が増えるでしょう。今回は、高速道路と一般道で、どれくらい費用が変わるのかについて解説します。 ▼ハンズフリー通話での運転は「違反」になる? ペナルティが発生する場合についても解説
高速道路の利用料金はどれくらい?
高速道路で60キロメートル~70キロメートル走った場合の料金は、表1の通りです。
出典:NEXCO中日本「高速道路簡易料金表」より筆者作成 表1から分かるように、高速道路の料金は使う路線によって異なります。 また軽自動車と普通自動車で20%程度料金が変わるため、乗っていく車種にもご注意ください。60キロメートル~70キロメートル走った場合の料金は、軽自動車でおよそ1600円、普通自動車で2000円程度が目安といえるでしょう。 ■一般道で60キロメートル走ったときのコスト 一般道の場合、かかるコストはガソリン代のみです。高速道路以外の有料道路を使わない限り、燃料以外のコストがかかることはありません。ガソリン代は「ガソリン価格×走行距離÷車の燃費」で求められます。 2024年8月時点のガソリン代価格は、レギュラーで174.6円/リットルでした。仮に燃費が20km/リットルのガソリン車で60キロメートル走った場合、ガソリン代はおよそ524円です。これが30km/リットルのハイブリッドカーなら、349円まで安くなります。 ただしこれはあくまで概算で、実際にかかるガソリン料金と異なる可能性があります。とくに一般道は坂道やカーブも多いため、道路環境が変わればかかるガソリンの消費量も変動するでしょう。 なお、高速道路を使うと高速料金にガソリン代がプラスされます。そのため、前述した燃費のガソリン車を使用して60キロメートル走った場合、高速料金とガソリン代を合わせて、軽自動車でおよそ2000円~2500円、普通自動車で2300円~2900円程度かかると予想されます。