NHK紅白歌合戦で能登半島応援企画浮上 石川さゆりが21年ぶりに紅白で「能登半島」歌唱へ
大みそかに放送される「第75回NHK紅白歌合戦」(後7・20)で、元日の大地震と9月の豪雨で大きな被害を受けた石川・能登半島の被災地に歌でエールを届ける企画が浮上していることが10日、分かった。 現地を舞台にした歌は数多いが、中でも筆頭として候補曲に上がっているのが演歌歌手、石川さゆり(66)のヒット曲「能登半島」(1977年)。複数のNHK関係者はサンケイスポーツの取材に「石川さんの出場は内定と言っていい」と証言。正式に出場が決まれば、紅組最多出場記録を自ら更新して47回目となる。 2007年からは「津軽海峡・冬景色」と「天城越え」を交互に歌唱しているが、今年は03年以来21年ぶりに「能登半島」を歌う可能性が高い。ただ、人気の高いお馴染みの連鎖を断ち切ることにもなるだけに、関係者の間で最終的な話し合いを詰めている段階とみられる。 また、復興途上の被災地を間近で元気づけるため、東京・渋谷区のNHKホールではなく、現地からの生中継で届ける案も。関係者は「まずは被災地で暮らす人たちに寄り添う気持ちが大事。最もふさわしい企画を考えたい」。紅白がどんな能登支援企画で被災地を元気づけるのか注目される。