長野県安曇野市出身の音楽プロデューサー・上松範康さん 企業家交流会で「出会い」語る
長野県中信地域の若手経営者らが集う「次世代企業家100人交流会」(実行委員会主催)が3日夜、松本市深志3の深志神社梅風閣で開かれた。講演会があり、ゲームやアニメの作曲、原作、アーティストへの楽曲提供で知られる安曇野市穂高出身の音楽プロデューサーで、音楽制作会社社長の上松範康さん(46)=東京都=が講師を務めた。 「音楽と生きる」をテーマに、出会いや新しい分野への挑戦など創作活動25年間を振り返った。小さい頃から音楽が好きで、中学高校は吹奏楽部や軽音楽部に所属。ゲーム・アニメの作曲を始めた当時は今ほどのブームはなく、「好きな人はオタクと呼ばれた」と言うアニメ・ゲームを「日本が誇る文化」として魅力を広めてきたと述べた。 交流会の幹事団体・松本法人会青年部長で、上松さんと同じ穂高中吹奏楽部だった川出哲敬さん(45)も登壇し、思い出を紹介。上松さんは仲間と制作した大人気ゲーム・ファイナルファンタジーの楽曲に、吹奏楽部での経験が生かされていると話し「出会いや経験が仕事に生きている」と説明した。 音楽クリエーター集団を率いる立場として、参加した若手経営者約100人に「社員の個性を大切に、人を大事にする経営を」と呼び掛けた。
市民タイムス