B1仙台89ERSは追い上げも届かず 長崎に66―79で敗れホーム10連敗…バスケットボール
◆プロバスケットボール◇りそなB1リーグ 第15節 長崎79―66仙台89ERS(28日・カメイアリーナ仙台) 東地区8位の仙台89ERSは西地区5位の長崎に66―79で敗れてホーム10連敗となった。SF荒谷裕秀(26)が古巣相手に両チーム最多の21得点を挙げる活躍を見せるなど後半は追い上げたが、第1クオーター(Q)で8―27と引き離された点差が最後まで響いた。 怒とうの追い上げもむなしく、仙台のホーム10連敗を告げる笛が鳴った。落合嘉郎ヘッドコーチ(HC、42)は「第2Qから最後までの戦い方はまさに自分たちのバスケだったが、出だしでソフトに入りすぎてつまずいた」とまたも遠ざかった白星に肩を落とした。 第1Qがすべてだった。フィールドゴールは16本中2本しか入らず、成功率わずか12・5%。シュートの失敗からズレが生じてディフェンスリバウンドも10本取られるなど、相手に主導権を渡した。第2Qからは連携して相手守備を崩して攻め込むと、SF荒谷が「ネイサン(ブース)たちがしっかりスクリーンを掛けてくれて、自分の得意なアタックを仕掛けられた」と古巣相手に得点を量産。最大24点差を第4Q開始直後に6点差まで縮めたが、終盤はファウルがかさんでフリースローを与えるなど最後まで追いつけなかった。 ホームではここ3戦、3000人台に落ち込んでいた観客数も、この日は4525人で4戦ぶりの満員御礼となった。荒谷は「ホームでなかなか勝てていない中でも応援してくれている皆様の声が力になる」と感謝。年内最終戦となる29日の第2戦に向け「少しでも恩返しできるよう、絶対に勝って終わりたい」と誓った。(秋元 萌佳)
報知新聞社