「背後を気にしなくていいから安心」ごみ出し当番の親子死亡ひき逃げ事件受け新たなごみ置き場設置 移設には難しさも=静岡・沼津市
静岡放送
2024年1月、沼津市でごみ出し当番の親子が車にはねられ死亡したひき逃げ事件を受け、自治会は5月1日からごみ置き場を新たな場所へ移しました。住民からは安堵の声が広がりました。 【写真を見る】「背後を気にしなくていいから安心」ごみ出し当番の親子死亡ひき逃げ事件受け新たなごみ置き場設置 移設には難しさも=静岡・沼津市 <記者> 「おはようございます」 5月1日朝、地元住民がごみを捨てに来たのは新たに設置されたごみ置き場です。 <ごみを捨てに来た住民> 「これ良いですね、安全ですよ。道端に尻向けなくて済むから」 2024年1月、沼津市松長の道路沿いでごみ出し当番をしていた親子がはねられる死亡ひき逃げ事件がありました。 <竹川知佳記者> 「以前ごみ捨て場があった場所です。すぐ横を車が通る狭い路側帯の中にありましたが、きょうから新しい場所に移動になりました」 事件があったごみ捨て場は約70cmの狭い路側帯を塞ぐように設置されていて、安全対策が課題になっていました。 <ごみを捨てに来た住民> 「出すときに背後を気にしなくて良いから、安心するかなと思いました。朝は車も多いし、ずっときょろきょろしながら出してたんで」 事件があった道路沿いでは17か所のゴミ置き場について移設を検討していますが、進捗は芳しくありません。 <沼津市クリーンセンター収集課 森剛彦課長> 「自分の家の前には(ごみを)置きたくないなっていうのが人情としてある中で、必要な場所なので兼ね合いをみなさんで図っていただいて新しい移設場所を見つけていく対応をしてもらっている」 このうち5か所については移動に向けた作業を進めていて、沼津市は今後もヒアリングを続けていく方針です。
静岡放送
【関連記事】
- 「欲を抑えきれなかった」宮沢元衆議院議員はなぜ正直に話し、辞職したのか 会見で語った気持ち 地元・静岡で記者団に語る【全文掲載】
- 裁判長は「うそをつかない人に」と説諭 13歳の息子の母親を殺めた罪に問われた元交際相手の不自然な供述
- 理事長は声を荒らげ「分かりましたよ 書きますよ」なのに…廃園へ踏み出さないこども園への憤り【「消えぬ、濁り」(3)バス置き去り死から1年】
- 「失敗と言われ…私は許せなかった」田辺信宏前静岡市長 川勝知事との今だから話せる“バトル”裏話 鈴木康友前浜松市長「オレなんて蚊帳の外」
- 川勝知事の再出馬求め 市民団体が署名活動を開始「国やJRと対峙し命の水や環境守ってくれた」【静岡県知事選】