川西賢志郎が漫才師として生きた記し “弟子”へ向けた自伝的エッセイ発売
「M-1グランプリ」で2015年から19年まで5年連続で決勝進出、16年から18年には3年連続で準優勝という成績を残し、漫才師として確実な地位を築いていた中、2024年3月末に解散した和牛。今後の活動について公には語ってこなかった川西賢志郎が、漫才師という肩書を下ろし、自分の未来へ向けて書き下ろした自伝的エッセイ「はじまりと おわりと はじまりと ―まだ見ぬままになった弟子へ―」(KADOKAWA)が2月15日に発売されることが決定した。 【写真】「M-1グランプリ2019」で敗者復活戦から決勝進出を果たした和牛 同書では「もしも弟子を取っていたら伝えたかったこと」をテーマに、「M-1」で準優勝するまでの道のり、テレビ・舞台に対する考え方、笑いや芸人のあり方について、そしてこれからの自身の笑いについても明かされている。カバー写真は川西自ら撮り下ろしたもので、エッセイの中に登場する故郷・池島町の風景を切り取っている。 人気絶頂で多忙な中でも年間500ステージをこなしてきた和牛のツッコミを担当した川西が、漫才師としての区切りを自らつけるためのエッセイ。川西は「読み終えた皆さんが抱くのが、共感なのか反発なのか、両方なのかまた別の感情なのか。皆さん自身がどんな人間なのかが、より明確になるきっかけとなる本になっていればとも思っています」とコメントしている。 ■ 川西賢志郎 コメント これまで自分が漫才師として、何を経験して、何を考えて、何を大切にしてきたのか。 漫才師を辞めることになったからこそ、一冊の本にしようという思いに至りました。この本で、きっちりと自分の人生に区切りをつけて、これからに進んでいける本になっています。ごくごく個人的な体験や思考ばかりです。 でも、だからこその生々しさを帯びた本であると思っています。読み終えた皆さんが抱くのが、共感なのか反発なのか、両方なのかまた別の感情なのか。皆さん自身がどんな人間なのかが、より明確になるきっかけとなる本になっていればとも思っています。