武豊トークショーで凱旋門賞に意欲 初コンビのアルリファーに「1週前にアイルランドに乗りに行く方向」
「未来に語り継ぎたい名馬BEST100」の結果発表号である『優駿』9月号の発売を記念し、アンバサダーである武豊騎手(55)=栗東・フリー=が5日、大阪市内の蔦屋書店でトークショー「公開取材!武豊のそれ聞いてどうするん?」と優駿お渡し会を行った。トークショーには抽選に当選した70人のファンが参加。騎手としての仕事についてのトークや、ファンの方々から事前に募集した質問に回答した。司会は福原直英アナウンサーが務めた。 「未来に語り継ぎたい名馬BEST100」で3年連続トップに輝いたディープインパクトについて、武豊は「全レースに乗せてもらっていますし、うれしいですね。とにかく脚が速い馬でした。競走馬に一番求められるものです」と改めて主戦を務めた相棒を称賛。北海道のノーザンホースパークに銅像ができたという話には、「乗りに行きたいですね(笑)」と軽妙な語り口で会場を沸かせた。50位までの馬で17頭に騎乗していたという、レジェンドらしいエピソードには驚きの声が上がり、場内がどよめいた。 ファンの方から寄せられた質問コーナーは和気あいあいと進行。“ドウデュースが滋賀弁を話せたら何を話す?”というユニークな質問に対しては、「レース前に打ち合わせをしたいですね。レース後には『きょうの俺はどこが駄目だった?』って聞きたい(笑)」と口にした。 “5G”の集まりについて聞かれると、「集まりはないです(笑)。再来週19日に、園田で招待レース(ゴールデンジョッキーカップ)があって、最初は行くつもりなかったんですけど、小牧(太)さんから直接電話がかかってきて、『豊くんも行くよね?』って言われたんでね。勝負服についてはお楽しみに。久しぶりに一緒に乗ることができるので楽しみです」と笑顔を浮かべた。 “最近で一番テンションが上がったことは?”という質問には、来月にアルリファーで参戦する凱旋門賞・G1(10月6日・仏パリロンシャン)を挙げ、「(オファーは)うれしかったですね。4、5日前にフランスに移動するので、レースの1週前にアイルランドに乗りに行く方向で進めています。楽しみにしてください。頑張ってきます」と意気込みを伝えた。