WEC第3戦開幕、トヨタか、ポルシェか、フェラーリか。ル・マンを見据えた壮絶な戦いが始まる【スパ・フランコルシャン6時間 プレビュー】
前戦イモラ6時間では7号車トヨタが快勝
2024年5月9日~11日(現地時間)、WEC(世界耐久選手権)第3戦スパ・フランコルシャン6時間がベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットで行われる。今シーズンのハイパーカークラスの争いは、ポルシェをトヨタが追う形となっているが、フェラーリやプジョー、BMWなども調子を上げており、世界の名だたる9メイクスが威信を賭けた戦いが今後どうなっていくのか注目が集まる。 【写真はこちら】カギを握るスパ・ウエザー!タイヤ交換の判断の遅れが大きなタイムロスを招く(全3枚) 前戦イモラ6時間では、7号車トヨタGR010ハイブリッドが降雨のためコンディションが大きく変わる難しいレースを巧みな戦略で快走。ポルシェの猛攻を凌いでチームに今季初勝利をもたらした。 ポルシェ、トヨタに続く存在として注目されるのが、フェラーリとプジョー。フェラーリは2戦連続して4位に入賞、プジョーは開幕戦で残り2周まで2位を走行していた。とくに新しいエアロダイナミクスでのぞむプジョーは不気味な存在だ。 開幕から3戦、シリーズはポルシェ、トヨタ、フェラーリを中心としたスリリングな展開となってきた。 ■【参考】2024年WEC第2戦イモラ6時間 決勝 1位 7 トヨタGR010ハイブリッド(コンウェイ/小林可夢偉/ロペス)) 205周 2位 6 ポルシェ 963・ペンスキー(エストレ/ロッテラー/バンスール)+7.081s 3位 5 ポルシェ 963・ペンスキー(キャンベル/クリステンセン/マコヴィッキィ) +25.626s 4位 50 フェラーリ 499P・AFコルセ(フオコ/モリーナ/ニールセン) +31.469s 5位 8 トヨタGR010ハイブリッド(ブエミ/ハートレー/平川亮)+33.777s ■2024年WECドライバーズランキング(第2戦終了時) 1位 エストレ/ロッテラー/バンスール(ポルシェ) 56 2位 コンウェイ/小林可夢偉/ロペス(トヨタ)40 3位 キャンベル/クリステンセン/マコヴィッキィ(ポルシェ) 39 4位 スティーブンス/アイロット/ナトス(ポルシェ)27 5位 フオコ/モリーナ/ニールセン(フェラーリ)25 ──── 7位 ブエミ/ハートレー/平川亮(トヨタ)16 ■2024年WECマニュファクチャラーズランキング(第2戦終了時) 1位 ポルシェ 57 2位 トヨタ 48 3位 フェラーリ 31 4位 BMW 17 5位 アルピーヌ 15
【関連記事】
- WEC開幕、王者トヨタはマシンカラーリングを一新して6シーズン連続ダブルタイトル獲得に挑む【2024 WEC プレビュー】
- 2月29日WEC開幕、トヨタ、プジョー、フェラーリ、ポルシェに加え、BMW、ランボルギーニ、アルピーヌも参戦、空前の大激戦【2024 WEC プレビュー】
- トヨタGAZOOレーシング、WRC&WECを戦う新マシンのカラーリングは白赤から黒赤に変貌
- F1第6戦、フェルスタッペンはなぜ敗れたのか、ピレリの分析とドライバーのコメントからその要因を探る【マイアミGP決勝】
- 【新装開店!ホンダ コレクションホール探訪④】乗る人の夢を叶えるために、斬新なデザインと性能向上に挑んだ時代:1980~90年代(3階南フロア)