2人の“恋の壁”はどうしたら超えられる?映画『きみといた世界』中川可菜×保﨑麗の素顔と恋愛観
SNSでは見せていない本当の自分とは
──お2人ともモデルやCMなど、さまざまなお仕事をされていますが、ご自身の中で演技はどのような位置づけだと考えていますか? 中川:モデルのお仕事は多くがスチールで静止画なのに対して、演技は動きがあるのでいろんなことに集中しなきゃいけなくて。セリフのイントネーションにすごく苦労したこともあります。けれど、だからこそ違う自分の一面が見れて、勉強になり、それが逆にモデルにも活かされたりもします。私はCMのお仕事がすごい好きで。短い秒数で何か印象に残ることをするっていうのが、自分の中ではすごく楽しい仕事なんですね。ほぼアドリブにも近かったりするので。映画はより役作りとかを深くしていかなきゃいけなかったりするので、考えることが多くて終わったときはもういいやってなったりもするんですけど、楽しいからまたやりたくなります。 保﨑:私はどちらかというと演技の経験はあんまり多くはなくて、これから力を入れてやっていきたいです。日常の作品だったら日々と隣り合わせなので、自分の中で身近にあるものって位置づけですね。 ──今後やってみたい作品や役柄を挙げるとしたらどんなものがありますか? 中川:ハッピーな役やりたいです(笑)。自分のハマり役にももっと出会っていきたいですし、もちろんなんか悪役みたいな精神的に狂っていく役とかもやってみたいですけど、 今1番やりたいのはすごくハッピーな人(笑)。明るい役。 保﨑:私は逆で、ダークな役をやってみたいなって思っています。松本まりかさんが演じられていたような、ちょっと狂気的な感じのとかも挑戦してみたいです。 ──Instagramを見ると中川さんはモデルや広告の投稿がメインで、保﨑さんはリア充というか(笑)、キラキラした投稿が多いと思ったのですが、まだ世の中に伝えられていない自分の一面をプレゼンしてもらってもいいでしょうか? 保﨑:日常生活は全然キラキラしてなくて、キラキラだけを切り取ったのしか載せてないんです。家の中のものとかを全く載せてなくて、どこか行ったら必ず撮ってるだけなので、 全然キラキラしてなくて、普通ですって伝えたいです(笑)。 中川:性格的なことで言えば、確かにインスタでは内面の部分は出てないかもしれないですね。サバサバ、淡々としてるところとか。それがいいか悪いかわかんないんですけど(笑)。あとは旅行が好きで、旅行関係の資格を持っているので、それを生かした投稿を少しずつできればいいなと思っています。 ──映画は12月14日の公開で、劇中でも印象的なクリスマスのシーンが描かれます。お2人の楽しかったクリスマスの思い出を教えてください。 中川:私は大学生時代に友人の家に5人くらいで集まって、クリスマスパーティーをしたことがすごく思い出に残っています。いくらまでって決めてプレゼント交換会もやったのと、みんなで料理を作って過ごしたのがザ・クリスマスパーティーって感じでした。チキンも買って、スマイルポテトも揚げて、なんかちょっと海外っぽいパーティーをしました。 保﨑:私はクリスマスは家族っていうイメージがすごいあって。おじいちゃんおばあちゃんも集まって、みんなでケンタッキーを食べるのが高校生くらいまで恒例だったので、家族の思い出っていう印象が強いです。今年はこの作品の舞台挨拶がちょうどあるので、ファンの方と過ごそうと思います(笑)。 ──では、この映画とともに締まりそうな2024年はどんな1年でしたか? 来年の抱負も聞かせてください。 中川:私の中ではやっと、ついに主演映画が公開されるっていうのが12月なので、きっとそこが1番印象に残って終わるだろうなって思います。2025年はこの作品が公開されるところが増えるように自分なりに宣伝活動を頑張っていきたいなっていうのと、もっと役の幅を広げたいなって。あと、何か新たなことを始めたいって思ってます。明確には決まってなくて、趣味でもいいんですけど。 保﨑:2024年は良くも悪くも変わり映えのない年だったので、来年はもっと活躍できる場所が増えるように仕事を前向きに取り組んでいけたらいいなと思っています。あとは英会話を始めたいのと、ファイナンシャルプランナーの資格をとりたくて。化粧品検定をとった時に資格をとるの楽しいなと思ったので、演技のお仕事と並行してお金の勉強を頑張ります(笑)。 取材・文/小島靖彦(Bezzy)