「アレルギーの子どもも食べられるパンを提供したい」妻の背中を押した夫 二人三脚でパン屋を切り盛り
仁さんが仕事を辞めた決心の訳は…
夫・仁さん: パン作りを今後続けていくか、もうやめてしまうのかというところをすごく悩んでいる姿を見て、応援できる形が何かないかなというのは、僕も考えていたところだった 妻・沙智子さん: 夫が手伝うと言った時、正直ちょっと不安で。子どもたちも3人いるし、これからどうなるんだろうって、でも私はやりたいという気持ちのほうが強くて、応援してくれるのであれば一緒にやっていこうかなと考えることができた これまで営業の仕事をしていた仁さんにとって、パン作りは未知の世界だ。沙智子さんに教えてもらいながら作っていく。 「パンにもっと気持ちを込めてほしい。気持ちを込めると焼き上がりが全然違う。その日によって、子どもたちみたいでパンたちも。その思いも伝わっていけばいいなと思いながら日々過ごしている」と沙智子さんは話す。 夫・仁さん: そこが一番難しい、今の課題。子どもたちと一緒みたい 妻・沙智子さん: 恥ずかしくて言えないけど、普段、心では感謝の気持ちで。1人ではやっていけなかったので家族の支えがあってからこそのパン屋さんなのかなと思っている 夕方店を閉め、仁さんが向かったのはお迎え。仁さんも新たな一歩を踏み出せたことに喜びを感じている。 仁さんは、「子どもの行事とか行きやすくなった。前は仕事と出張と重なってほとんど行けてない状態が多かった。妻や家族にもありがとうという感じ」と感謝していた。 幸せに感謝し合う夫婦が作るさちぱん。それが美味しさの秘訣なのかもしれない。 (テレビ宮崎)
テレビ宮崎