急きょF1デビューのコラピント動じず「伝えられたのは月曜日だったけど、準備は常にできていた」
ウイリアムズから今季残りのレースを戦うことになったフランコ・コラピントは、ローガン・サージェントの後任としてF1に招集されたことは予想外だったものの、ステップアップするための 「準備は常にできていた」と語った。 【動画】共闘ふたたび。コマツ、ウイリアムズF1とパートナーシップを締結 コラピントは今週末、モンツァでのF2レースに参戦するためにMPモータースポーツと準備に備えていたが、月曜日にサージェントの後任としてウイリアムズF1チームに加わることになるとの知らせを受けた。 コラピントが今季、ウイリアムズのF1マシンをドライブするのは初めてではなく、イギリスGPのFP1でサージェントのマシンに乗っている。当時はチームメイトのアレクサンダー・アルボンから0.4秒遅れの18番手だった。 ウイリアムズへの感謝の気持ちを持つと同時に、コラピントはそのFP1でのパフォーマンスが、今回のチャンスにつながったと考えている。 「月曜日、僕はMPとここモンツァのレースの準備をしていた。F2のシミュレータに乗っていたんだ。だから、どれだけその知らせが遅かったか想像がつくだろう」 そうコラピントは説明した。 「彼らがいつからそれを考えていたのかはわからないけど、このチャンスをずっと待っていたんだ」 「正直なところ予想していなかった。ウイリアムズで走れるのがどれだけ幸せなことか。彼らはとても協力的で、僕にチャンスを与えてくれたことは信じられない」 「僕はいつでも準備ができている。僕はしばらくの間、彼らの裏方ドライバーだった。シルバーストンのFP1ではいい仕事ができた。彼らはそのパフォーマンスにとても満足していたし、僕(の起用)はおそらく以前から彼らの頭の中にあったんだと思う」 コラピントはフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパからF3、F2で所属してきたMPモータースポーツから離れるのは悲しいが、F1にステップアップするためには当然のことだと付け加えた。 ただ、ウイリアムズは来季のドライバーとしてアレクサンダー・アルボンと契約延長済みであり、新たにカルロス・サインツJr.の移籍も決まっているため、コラピントが2025年のシートを獲得する可能性はない。 「僕はF2のシーズンに集中していた。それが自分の仕事だったし、可能な限りベストを尽くそうとしていた。残り4戦に向けて、可能な限りチームと一緒に準備していたんだ」 「もちろん、彼ら(MPモータースポーツ)と一緒に仕事を続けられないのはとても悲しい。彼らは僕にとって長年の家族だったし、一緒にレースを始めた2020年以来、一歩一歩チャンピオンシップを戦ってきた」 「でも、いつF1に行くかは選べない。 正直言って、それが実現してすごくうれしいし、それがモンツァの週末なのはとても特別だ。素晴らしいチャンスを与えてくれたウイリアムズにとても感謝している」 「難しいことじゃないんだ。今週末はF2でレースをすると思っていたのに、今はF1にいる。想像してみてよ。とても簡単だ。僕はここにいられてとても嬉しい」
Jake Boxall-Legge, Alex Kalinauckas