PART2がいよいよ公開に! 『デューン 砂の惑星』はPART3に続くのか 今わかっていること
エンドロールが流れる前に、チャニは1人で砂漠に現れ、涙をこらえながら、サンドワームに乗ろうとしている。彼女はすでにポールが権力を握ることに不服を示し始めているので、PART3でもその力に抵抗する強い役割を果たす可能性がある。また劇中では、フレメンに対しても、救世主的な人物を崇拝することは“自分たちを奴隷にする”と警告する姿も描かれる。
監督は『エンターテインメント・ウィークリー』誌の取材に対し、「(原作者ハーバートの)頭のなかで、本作は訓戒的な物語であり、カリスマに対する警告でした。ポールが英雄だと思われていると感じ、それを修正するために彼は『デューン 砂漠の救世主』を執筆したのです。これはエピローグのようなもので、デューンが“勝利”の物語ではなく、“悲劇”の物語であることを明確にしました」と話している。 彼はハーバートの意図を表現するために、「チャニのキャラクターを使った」と付け加え、「私は彼女に違った課題を与え、物語に異なる視点をもたらすために使いました」と述べている。 写真:韓国で記者会見を行うヴィルヌーヴ監督、2024年2月撮影。
いっぽうゼンデイヤは『CNN』の取材に対し、3作目ではフローレンスとより多くのシーンで共演し、チャニ、ポール、イルーランの力関係を探求したいと語った。 「私は、少なくとも作品のファンとして、(3人の関係を)もっと見たいと思っています」「これはドゥニ(監督)次第ですし、彼がどう考えるかにもよりますが、フローレンスは素晴らしい役者なので、彼女と共演するシーンがもっと増えたら嬉しいです」
『デューン 砂の惑星』の3部作に続く映画は制作される?
前述のとおり、原作小説には全6作、それ以外にも多くのスピンオフ作品があるが、ヴィルヌーヴ監督は3部作以外に映画を作る意志はないようだ。 監督は、2024年1月に発行された『タイム』誌のインタビューで、「『デューン 砂漠の救世主』(の映像化)は、私にとって最後の『デューン』映画になるでしょう」と語っている。また、2023年8月に行われた『エンパイア』誌の取材でも、「私の夢は、3部作を成功させることです」と述べている。 その間、女性だけの集団「ベネ・ゲセリット」について描いたスピンオフシリーズ『Dune: Prophecy(原題)』が、2024年内にMaxで配信される予定だ。
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