最高出力727馬力、BMWが投入した高性能セダン「M5」新型の性能
プラグインハイブリッド搭載
ビー・エム・ダブリュー(東京都港区、長谷川正敏社長)は2日、高性能セダンの新型「M5(エムファイブ)」を発売したと発表した。M5として初めてプラグインハイブリッドシステムを搭載。排気量4395ccのV型8気筒ガソリンエンジンとの組み合わせで最高出力727馬力、最大トルク1000ニュートンメートルを発揮する。環境負荷低減だけでなく高いサーキット走行性能を備える。消費税込みの希望小売価格は1998万円と先代モデルから据え置いた。 同日都内で開いた発表会で、長谷川社長は「電気の力を加えることで今まで経験したことのないハイパワーモデルとなっている」と強調した。4輪操舵を可能とする「インテグレーテッド・アクティブ・ステアリング」を採用し、本格的なサーキット走行と快適な乗り心地を両立した。 薄型リチウムイオン電池(LiB)をフロア下に搭載することで前後の重量配分を適正化し、操作の安定性を高めた。また世界販売ではオプションとしている炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製のルーフやドアミラーキャップなどを、日本では標準装備とし軽量化を実現した。